2008年10月10日 0時9分更新
任期満了に伴う岡山県知事選挙が9日告示され、午前中に現職と新人のあわせて2人が立候補しました。
岡山県知事選挙に午前中に立候補したのは届け出順に、いずれも無所属で、現職の石井正弘氏(62歳)と、新人で元岡山市職員の
住宅正人氏(44歳)の2人です。
2人は、立候補の届け出を済ませたあと、それぞれ岡山市内で有権者に支持を訴えました。
石井候補は「これまで進めてきた行財政改革の総仕上げをすることが自分に課せられた使命だ。人づくりに必要な教育分野の事業や少子化対策などには十分な予算を配分したうえで改革を断行し、明るい岡山の未来を切り開いていく決意だ」と述べました。
住宅候補は「石井知事の行財政改革のプランは県民生活と市町村の大切な施策をすべてなでぎりにするものだ。県民や市町村を向いていない県政にストップをかけて、未来につながる岡山県をつくっていかなければならない」と述べました。
岡山県知事選挙は、4期目を目指す現職に新人が挑む構図となる見通しで、前回は共産党を除く与野党が同じ候補を推しましたが、今回は各党とも推薦を見送りました。
選挙戦では、3期12年にわたる現職の県政運営に対する評価や、危機的な状況にある県の財政の建て直しの進め方、それに少子高齢化社会に応じた医療や福祉の充実策などが争点になるものとみられます。
立候補の受け付けは9日午後5時で締め切られ、投票は今月26日に行われます。