反対運動が起きている石崎浜荘のリニューアル問題で、9日、地元佐土原地区の区長らが、津村市長と面会し、計画推進を求める要望書を提出しました。見直しを求めている住民グループも市長に面会を求めましたが、市長はこれに応じず、行政への不信感が広がっています。宮崎市が約20億円をかけて計画している、石崎浜荘のリニューアル事業。温泉施設や屋内プールを立て替えるもので、プールは、最大500人収容の観客席と、床が動いて水深を調節できる機能も備えます。これに対し、施設の利用者らでつくる住民グループは、「ムダが多く贅沢すぎる」として、計画の縮小を求め、署名活動を展開、9月、市長に面会を求めましたが、市側は、これを拒否していました。そして、9日・・・地元佐土原地区の区長らが、宮崎市役所を訪れ、津村市長と面会、計画の推進を求める要望書を提出したのです。(宮崎市・津村重光市長)「このような要望書を出していただいたことで、佐土原住民のみなさんの総意、全体の意見が再確認できたので、きちんと事業を仕上げていきたい」一方、市長が、推進派と面会していることを聞いた住民グループは、約3600人分の反対署名を市長に直接手渡したいと市役所に押し寄せました。(住民グループ代表・田中克子さん)「どうしても市長にお会いして預けたいのですが・・」結局、津村市長は、住民グループとは面会せず、署名簿は、市の職員に手渡されました。(住民グループは)「私たちは、市民のために頑張って来ているつもりなんですけど、全然聞き入れてもらえない何回きても」「私達が言っていることを、まったく聞いてもらえないのはおかしいですね。避けられるのは納得いかない」なぜ市の計画に異議を唱える、住民グループとは面会しないのか・・・そのワケを市長に問うと・・・(宮崎市・津村重光市長)「ご要望については、通常部長レベルで話を聞いている。どうぞ来られるなら部長さんのところでも来ていただきたい」津村市長は、「地域コミュニティ税」の問題でも、賛成派とは面会したものの、反対派の面会には応じていません。市長の対応に怒りをあらわにする住民グループ・・・行政への不信感は、膨らむ一方です。
8日、中山成彬議員から、衆院選出馬へのラブコールを受けた東国原知事・・・9日東京から戻り、心境に変化はあったのでしょうか。(東国原知事)「ご本人のシナリオでしょうから、そのシナリオを発表されただけで、そうですかというしかない。なぜこの場で唐突におっしゃるのか、ということを不思議で、かつ違和感を覚えたことは事実」東国原知事は、9日もこのように述べ、中山議員のラブコールを受け入れる意思が全くないことを強調しました。さらに!(東国原知事)「私は、自分の人生のシナリオは自分で書かせてもらう。誰でもそうかと思うが、ご本人のストーリーを、他者が書くというのは、私の信条に合わない。自分の人生のストーリーは、これからも自分で決めさせてもらう」衆院選の出馬は「今のところない」とする東国原知事・・・シナリオは、いつ出来上がるのでしょうか?
犯罪防止を広く呼びかけようと、都城市のチンドン屋、「花ふぶき一座」が、安全・安心なまちづくりの広報・宣伝隊を、つとめることになりました。防犯PRに一役買うのは、都城市を拠点に活動するチンドン屋、「花ふぶき一座」です。都城警察署で行われた、9日の委嘱式では、椎康一署長から、花ふぶき一座の宮田若奈座長に、「都城地区安全・安心まちづくり広報隊」の委嘱状が手渡されました。この後、早速、一座から、飲酒運転の根絶や、振り込め詐欺の被害防止を呼びかけるパフォーマンスが、披露されました。「飲酒運転とかけまして、振り込め詐欺と解きまする。」「その心は」「飲んだら乗るな、話に乗るな。」「そのとおり」都城警察署管内では、特に、振り込め詐欺による被害や、飲酒運転が多く発生していて、警察では、一座による街頭啓発で、市民の防犯意識を高めたいとしています。
県や市町村の若手職員が、新たな観光誘致策を東国原知事に提案です。提言したのは、職員14人で、2か月間、民間企業の職員と一緒に、観光宮崎のあり方を協議してきました。そして9日、その結果を報告したもので、職員らは美郷町の「恋人の丘」など、「恋」や「愛」のつく観光スポットを巡る旅などを、提案していました。一方、東国原知事も、ペットの飼い主の出会いツアーなど、独自の考えを披露しました。県では、観光客の誘致が見込まれる企画については、来年度の予算化も検討したいとしています。
来年、県内で開かれるスポーツイベント、「スポレクみやざき」を紹介する看板などの広告作品展が、宮崎市で始まりました。この展示会は、九州広告美術業連合会が開いているもので、会場の県庁楠並木通りでは、9日、広告業界や県、そして、スポーツ・レクリエーション実行委員会の代表が、テープカットをして、作品展の開催を祝いました。会場には、九州各県の広告業者から寄せられた作品175点が展示され、来年10月の「スポレクみやざき」の開催日程やスローガンなどが、作品それぞれに紹介されています。中には、東国原知事をモチーフにした作品も多く、観光客が、作品の前で記念写真を撮る姿も見られました。作品は、県庁楠並木通りで、10月12日まで展示されたあと、競技会場となる16の市と町に、配布されることになっています。
植樹活動などを通して、ふるさとの森を守ろうと、森林セラピー基地の北郷町に、「どんぐり森づくり会」が誕生しました。「どんぐり森づくり会」は、北郷町の町民約20人が、発起人となって立ち上げた自然保護グループで、8日夜は、日南市などからも会員が参加して、設立総会が開かれました。設立総会では、発起人代表で会長をつとめる黒木盛明さんが、「自然環境を再生し、森を後世に残していきたい」とあいさつしました。発起人たちは、3年前から設立準備を進め、既に、地元の森林に、どんぐりの樹、約2万6500本を育てていて、来年3月には、第1回の植樹会が開かれる予定です。森林面積が、約90%を占める北郷町は、森林セラピー基地に認定されていて、会の活動に期待が寄せられています。
8日、都城市の国道で、大型トラックと普通乗用車が正面衝突する事故があり、普通乗用車を運転していた18歳の少年が、意識不明の重体となっています。事故があったのは、都城市上水流町の国道221号線で、8日午後6時40分ごろ、普通乗用車がセンターラインをはみ出し、前から走ってきた大型トラックと、正面衝突しました。この事故で、普通乗用車を運転していた、都城市横市町の18歳の鉄筋工の少年が、全身を強く打って、近くの病院に運ばれました。少年は、現在、意識不明の重体となっています。また、大型トラックを運転していた都城市の59歳の男性に、けがはありませんでした。警察の調べによりますと、現場は、見通しの良い片側1車線の直線道路で、18歳の少年は、仕事を終えて帰る途中だったと言うことです。警察で事故の詳しい原因を調べています。