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	薬害Ｃ型肝炎カルテのない患者が一斉提訴
	不法に産業廃棄物を処理した業者を逮捕
	関西学院大学　献血で８万人達成
	ノーベル化学賞　下村脩さんは関西出身
	病院のアルバイト職員が「飲酒ひき逃げ」
	「日本沈没」詐欺　被告の言い分に裁判官もあ然
	琵琶胡　漁師が大量の水草除去作業
	ノーベル物理学賞の益川教授　発表後初の講義
	ノーベル化学賞に下村氏　喜びの母校
	消防ホース検査で不正　大阪のメーカー
	京阪中之島線　４「新駅」お披露目
	民事介入暴力特別相談
	キャッツ梅田店で３つの建築基準法違反

最終更新日時：2008年10月10日 08:34

薬害Ｃ型肝炎カルテのない患者が一斉提訴

大阪地裁に提訴する弁護団

薬害によりＣ型肝炎に感染したものの薬を投与された証明となるカルテなどが見つかっていない患者らが国を相手に損害賠償を求める訴えを一斉に起こしました。大阪地裁などに訴えを起こしたのは、全国各地のＣ型肝炎患者１６２人です。薬害Ｃ型肝炎訴訟ではこれまで主に、出産や輸血の際に、ウィルスに汚染された血液製剤・フィブリノゲンを投与された事を証明するカルテなどのある患者が、原告となっていました。しかし、患者の中にはカルテなどが医療機関に残っておらず、投与の立証が困難なケースが多くあります。今回、弁護団ではそうしたケースについて、フィブリノゲンを投与したという医師の記憶が定かである場合などには投与の立証が出来ると判断し、提訴に踏み切りました。弁護団では患者について当時の担当医の証言を得るなどの作業を重ね、多くの患者の救済に取り組みたいとしています。

( 2008/10/10 8:23: 更新)

不法に産業廃棄物を処理した業者を逮捕

不法に処理された産業廃棄物

大阪府岸和田市でコンクリート片などの産業廃棄物を許可なく処分していたとして、家屋解体業者の社長ら３人が逮捕されました。廃棄物処理法違反の疑いで逮捕されたのは岸和田市下松町の川端重機工業の社長川端勝一容疑者（６６）ら３人です。川端容疑者は今年８月、岸和田市岡山町の土地で建物を解体した際に出たコンクリート片や瓦などおよそ２８トンを許可なく処分した疑いが持たれています。警察の調べによりますと川端容疑者は市場価格より３割から５割安く処分を請け負い、毎月およそ１８０万円を売上げていました。川端容疑者らは２０００年から不法処分を行っていたとみられ、大阪府の再三の警告にも従わなかったため３０日間の事業停止命令を受けたこともありました。調べに対し川端容疑者は「正規の仕事をしていても豊かな暮らしができないのでやった」と容疑を認めています。

( 2008/10/10 1:35: 更新)

関西学院大学　献血で８万人達成

関西学院大学の献血会場

兵庫県西宮市の関西学院大学で、学内の献血者が延べ８万人に達しました。一つの大学で８万人達成は日本で初めてということです。セレモニーで８万人目の献血者となった男性に記念品が贈られました。関西学院大学の献血委員会は１９６３年から社会に貢献しようと学内で年４回、献血活動を進めてきました。スタートしてから４５年、献血者の８万人達成は一つの大学としては日本で初めてということです。８万人目となった山﨑正也さんにとって、今回が生まれて初めての献血です。山﨑さんは「ボクの割と元気な血で元気になってくれたらホンマに嬉しいと思う」と話していました。大学の献血委員会ではこれからも、１０万人を目指して活動を続けたいとしています。

( 2008/10/10 1:35: 更新)

ノーベル化学賞　下村脩さんは関西出身

京都府出身　大阪の母校にも歓喜の輪

ノーベル物理学賞に続いて８日ノーベル化学賞が発表され京都府出身でボストン大学名誉教授の下村脩さんがノーベル化学賞に決まりました。「化学賞はないと思っていたのでびっくりした」アメリカでノーベル化学賞決定の驚きを語ったボストン大学名誉教授下村脩さん（８０）。下村さんはオワンクラゲから取り出したＧＦＰと呼ばれるたんぱく質に紫外線を当てると緑色に輝くことを発見、その技術は生命科学など様々な分野に応用されています。アメリカでの会見では「（英語）日本語でメッセージをお願いします」「日本語で？・・はぁ・・・」と落胆。今はすっかりアメリカを拠点としている下村さんですが実は京都府出身。戦時中は大阪府の旧制住吉中学に通っていて当時から化学好きの一面をのぞかせていました。旧制中学の同級生は「当時、化学の方程式をみせられた。コツコツ勉強してはる感じ。」「受賞を聞いて本当に嬉しい」と話していました。日本人のノーベル化学賞は２００２年の田中耕一さん以来５人目の快挙で母校の生徒たちにも大きな夢を与えたようです。

( 2008/10/09 19:07 更新)

病院のアルバイト職員が「飲酒ひき逃げ」

事件のあった現場

９日午前兵庫県加西市で酒気帯び運転の車が女性をひき逃げして重傷を負わせました。車を運転していたのは患者３人を搬送していた病院のアルバイト職員でした。午前９時半ごろ加西市坂本町の路上で近くに住む田中美智子さん（７１）が自転車で走っていたところ、車にはねられました。田中さんは地面に頭を強く打ち付けるなどの重傷ではねた車はそのまま逃走しました。およそ３０分後、事故現場に戻り酒気帯び運転の現行犯で逮捕されたのは姫路市内の病院のアルバイト職員高橋春雄容疑者（６１）です。調べによりますと高橋容疑者は当時姫路市内の特別養護老人ホームから加西市内の病院へ患者３人を搬送している途中で呼気からは基準値を超える０．３５ミリグラムのアルコールが検出されました。警察の調べに対し高橋容疑者は「２日酔いできょう酒を飲んだわけではない」と話す一方、事故を起こしたことは認めているということで警察はひき逃げ容疑についても追及する方針です。

( 2008/10/09 19:06 更新)

「日本沈没」詐欺　被告の言い分に裁判官もあ然

「発明を政府に売って被害弁償」

「日本が沈没するので、カナダに行こう」と言っていた男、法廷で裁判官をあ然とさせました。カナダでの事業をでっち上げ、出資金を騙し取ったとされる自称「発明家」の男の被告人質問が行なわれました。男は被害者への弁償について、とんでもない方法を提案しました。取材に対し「日本が沈没する」と言い切っていた住所不定の自称「発明家」加藤博也被告（６７）。「自分が発明した古紙リサイクル技術で、カナダに会社を設立する」などとウソの話を女性らに持ちかけ、約３５００万円を騙し取ったとして詐欺の罪に問われています。「ケベックが独立する」「日本が沈没する」など出資者に荒唐無稽な話を持ちかけていた加藤被告。１８０人から約２億円を騙し取ったとみられます。裁判では一転、起訴事実を認めた加藤被告ですが、９日の被告人質問で被害者への弁償についてとんでもない持論を展開しました。「私の発明した古紙リサイクル技術を売却するため、政府に書簡を送っています。各大学にも、検証させています」と話したのです。裁判官は、「今回の件、あなたは何が悪いと思っているのですか？騙して、飲み食いしたんでしょ。何が悪いか小学生でもわかるでしょ」と呆れた様子です。それでも、「発明した技術」を売って、２億円を弁償すると言い張る加藤被告に「何の罪で裁かれているか分かっていますか？まだ、企業に受け入れられると思ってるんですか？」と強い口調で言いました。そして最後に、「何が悪いかわかってないようだから、しっかり、勉強してきてください」と加藤被告を諭しました。傍聴していた被害者も「ここまで反省していないとはびっくりしました。まあ、がっかりというか」と呆れた様子です。裁判は今月２３日に検察側の求刑が行われる予定です。

( 2008/10/09 19:06 更新)

琵琶胡　漁師が大量の水草除去作業

水草が異常繁殖し、漁業環境が悪化（琵琶湖）

琵琶湖の漁業を守ろうと、漁師らが異常繁殖している琵琶湖の水草の除去作業を行いました。滋賀県草津市の琵琶湖沖合いでは漁船およそ３０隻が出て大量繁殖しているオオカナダモなどの水草を湖底から引き上げていきました。琵琶湖では、数年前から水草が異常繁殖し漁業環境が悪化していることから水産省の委託を受けた滋賀県が漁場の改善を目的とした実験をかねて除去作業を行っています。船上では、漁師が熊手のような鉄の金具を湖底に沈めては大量の水草を上げていきました。９日の作業でおよそ３０トンの水草が引き上げられ来年３月末まで定期的に行なわれます。

( 2008/10/09 14:17 更新)

ノーベル物理学賞の益川教授　発表後初の講義

いつもに比べて、４倍の４０人の学生が聴講

ノーベル物理学賞の受賞が決まった京都産業大学の益川敏英教授が、受賞後、初めて講義を行ない、いつもに比べて４倍の人数の学生が集まりました。講義に向かう途中、益川教授は「日常生活にできるだけ早く戻りたい」と苦笑いしました。受賞決定から２日が過ぎた９日も、大勢の報道陣に囲まれる益川教授。発表後初めての講義では、学生から花束が贈られました。普段は１０人ほどの学生しか出席しない講義ですが、９日の講義には約４０人が出席し、熱心に聞き入りました。益川教授は、「映画のシナリオを書くみたいに論文を書く、この問題解決には、こういうシナリオがあると。でもそれが冗談じゃなくて物理、数学において、ものすごく大きな成果が出た」と話しました。講義を受けた学生は、「すごい難しいことをやってる」と話しました。益川教授は午後から記者会見のため東京に向かう予定で、当分忙しい毎日が続きそうです。

( 2008/10/09 12:32 更新)

ノーベル化学賞に下村氏　喜びの母校

下村氏は戦時中、大阪府の旧制住吉中学にに通っていた

京都府出身でボストン大学名誉教授の下村脩さんがノーベル化学賞に決まり、下村さんが戦時中、通った大阪府の学校でも喜びが広がっています。ノーベル化学賞が決まった下村脩さん（８０）は、オワンクラゲから取り出した「ＧＦＰ」と呼ばれるたんぱく質に紫外線を当てると、緑色に輝くことを発見し、その技術は様々な分野に応用されています。下村さんは京都府福知山市出身で、戦時中は大阪府の旧制住吉中学（現・住吉高校）に通っていたこともあり、母校でも校長は、「生徒が誇りを持って勉強できる」生徒は「うれしいです」と話すなど、喜びに沸いていました。日本人のノーベル化学賞の受賞は２００２年の田中耕一さん以来、５人目す。

( 2008/10/09 12:28 更新)

消防ホース検査で不正　大阪のメーカー

検査の際、サンプルをすりかえる不正が発覚

大阪に本社を置く消防ホースメーカーの最大手、「芦森工業」がホースの強度などを計る公的な検定でサンプルをすりかえる不正を行っていたことがわかりました。芦森工業によりますと、消防ホースを出荷する前に「日本消防検定協会」が強度検定する際に、サンプルをあらかじめ強度の強いものにすりかえていたということです。この検定はすべての消防ホースメーカーに対し、サンプルを無作為に抜きとって、強度や耐性などを調べるもので、基準に適合しなければ、出荷できません。芦森工業によりますと、こうした不正は大阪工場の担当社員が約２０年前から行っていたということです。総務部の課長は「（担当社員が）テストにクリアするホースをポケットにしのばせて、検査官に渡していた」と不正の手口を話しました。芦森工業は消防ホースで全国シェア４０％を占める最大手で、１０００の自治体に年間１４万８０００本を出荷しています。

( 2008/10/09 12:24 更新)

京阪中之島線　４「新駅」お披露目

関係者は「中之島から大阪全体に元気を発信できれば」と期待

京阪電鉄中之島線が今月１９日に開業するのを前に、新しく建設された４つの駅が９日、報道陣に公開されました。公開されたのは、中之島線開業に合わせて新しく建設された「なにわ橋駅」、「大江橋駅」、「渡辺橋駅」、「中之島駅」の四駅です。新しく作られた四つの駅には、それぞれガラスや木材が多く使われ、大阪市内を流れる水のきらめきと中之島公園の木立が表現されています。また開業に合わせて、新しく中之島線のテーマソングも作られました。関係者は、「中之島から大阪全体に元気を発信できれば」と、１９日の開業に期待を寄せていました。

( 2008/10/09 12:21 更新)

民事介入暴力特別相談

２１人の捜査員や弁護士が相談に対応

暴力団による不当な行為などの相談に応じる「民事介入暴力特別相談所」が大阪市内で開かれています。この相談窓口は、暴力団に絡む悩みに答え、トラブルを早期に解決するために毎年、開かれているもので、９日は、大阪府警の捜査員や弁護士など２１人が面談や電話で応じています。９日の相談では、「借りようとしたヤミ金をとりやめたら、執拗にキャンセル料を請求され、困っている」といったものや、「暴力団から抜けたいのに、抜けられなくてどうしたらいいか」などの相談が寄せられています。この特別相談所は、大阪市中央区の大丸・大阪心斎橋店に設置され、電話での相談は０６（６２８１）８９３０で、９日午後４時まで受け付けられています。相談は無料です。

( 2008/10/09 12:18 更新)

キャッツ梅田店で３つの建築基準法違反

１５人が死亡する火事があった大阪市浪速区の個室ビデオ店の系列店で、３つの建築基準法違反があったことが大阪市の調査でわかりました。大阪市は７日、火事があった大阪市浪速区の個室ビデオ店と同じ系列の「キャッツ梅田店」の立ち入り調査を行いました。その結果、建築基準法で１．６メートル以上の幅を設けるよう定められている廊下の幅が、実寸で１．１７メートルしかないことがわかりました。また、１階部分に直通する階段は２ヶ所必要にもかかわらず１ヶ所しかなく、耐火性のある扉などで区切らなければならない階段部分に、木製の扉が使われるなど３つの違反がみつかりました。キャッツ梅田店はなんば店で火事があった今月１日から営業を停止していますが，大阪市は現状では営業再開の許可は出せない旨を伝えたということです。

( 2008/10/09 10:52 更新)

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