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陸災防(岡部正彦会長)は9月28日、埼玉県トラック総合教育センター(埼玉県深谷市)で全国フォークリフト運転競技大会を開催。厚労省が後援、全ト協と日本産業車両協会が協賛した。
競技は学科(300点満点)、点検(100点満点)、運転(600点満点)の3種目で行われ、全国各地の予選を勝ち抜いた62人がフォークリフトについての知識と技能の高さを競った。
競技の結果、東京都支部代表の中島康滋氏(日通東京配送)が優勝、厚生労働大臣賞を獲得した。中島氏は昨年に続き2回目の出場。「昨年は30位前後だったが、この雪辱を晴らすため、1年間の努力が実った」と喜びの言葉を述べた。
準優勝は千葉県支部の松木秀明氏(京葉日立物流サービス第二営業本部)、3位に新潟県支部の渡辺康隆氏(日本通運新発田支店)、4位に兵庫県支部の黒田周一氏(関西日立物流サービス伊丹事業所)、5位に広島県支部の村川雅博氏(日本通運大竹支店)となった。
1位から5位までの入賞者には、陸災防会長賞が授与された。
今回の大会は62選手のうち、日本通運の関連企業から27人(約44%)が出場、次いで日立物流の関連企業から12人(約19%)、日本梱包運輸倉庫から4人(約6%)となり、3社の関連企業だけで出場選手の約7割を占めた。
この3社で出場選手の7─8割を占めるという傾向は近年続いており、上位入賞者も3社の寡占状態となっている。(玉島雅基)