農林水産省は9日、汚染された米や麦が輸入時に見つかった場合、実際に輸入を行った商社の負担で輸出国へ返送するか廃棄するように対応を見直した、と発表した。商社との契約書を改定した。改定に伴い、9月11日を最後に中断している輸入麦の入札を10日に再開する。
麦は国内消費のほとんどを輸入に頼るため、再開を急いでいた。米も9月5日を最後に入札を中止しているが、需要に緊急性はなく、再開時期は未定という。
これまで汚染された米や麦でも、工業用のりの原料など非食用として輸入が可能だったため、汚染米が流入し、食用に不正転売された。