小沢氏は先月中旬から風邪をひいていたが、早期解散を視野に候補者擁立や遊説などで地方行脚を強行。記者会見や講演などの際、声が出にくい場面が目立っていた。
小沢氏は6日午後、党幹部会に出席するため党本部に姿を見せた際にも首にマフラーを巻き、マスクを着けていた。7日から9日まで公務を入れておらず、療養に専念するとみられる。
小沢氏の入院について同党の鳩山由紀夫幹事長は、埼玉県川口市で記者団に「2、3日静養するだけだろう」と語った。
別の同党幹部も夕刊フジの取材に「昨日の幹部会では、国会対応やマニフェストについて元気に指示を出していた。これまで、精力的に全国行脚を続けていたので疲れが出たのではないか」と話した。
小沢氏周辺も「大したことはない。本人はいつも『自宅で寝ていると電話がジャンジャンかかってうるさい。入院しなきゃ、本格的に休めないだろう』と話している」と語る。
一方、「自分が入院することで、麻生太郎首相に早く衆院解散を打たせる小沢流の仕掛けではないのか」(自民党関係者)という、うがった見方もある。