ウィルコムとバッファロー、三洋電機の3社は9日、無線LAN(構内情報通信網)対応の携帯型端末をネットに接続する小型機器「どこでもWi―Fi(ワイファイ)」を共同開発したと発表した。全国に普及したPHSの通信基盤を使い、無線LANのアクセスポイントがない場所でもネットを楽しめる。2009年春をめどにウィルコムが発売する計画だ。
大きさは幅7センチ、高さ11センチ、厚さ3センチ。付属の三洋製単3充電池4本で作動し、持ち歩きにも便利という。この機器と、任天堂の「ニンテンドーDS」などのゲーム機や米アップルの音楽プレーヤー「iPodタッチ」といった携帯型機器を無線LANで結び、さらにPHSでネットに接続する仕組みだ。発売日や価格は今後決める。PHSの通信料も別途必要となる。
現在、外出先などで携帯ゲーム機をネットにつなぐには、店舗などに置かれた無線LANのアクセスポイントを探す必要がある。
(18:05)