SEM+LPOで効果倍増, SEM大学(文学部)
永松貴光 / MarkeZine編集部 [著]

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クリック率が高くても、品質インデックスが5だったとしても、検索連動型広告を掲載する目的であるコンバージョンがあがっていなければ、ただお金がかかるだけの、無駄な広告です。ぜひ、今回ご紹介する「LPO」について理解し、効果改善のきっかけにしてください。

(2008/08/12 14:00)

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その広告は何のため?

 スポンサードサーチの管理や効果のことばかり考えていると、「クリック率が高ければ良い広告」、「品質インデックスが5だからこの広告は問題ない」などと考えてしまいがちです。なるほど確かにクリック率が高いのは素晴らしい事ですし、品質インデックスで5が出ているのは良い事ですが、一度、初心に戻って、考えてみてください。

 そもそも、何のために広告を出しているのでしょうか?

 スポンサードサーチで広告を出す目的は、ウェブサイトへ集客するためですよね。では、何のために集客をするのでしょう? 多かれ少なかれそれは、ウェブサイトでユーザに何かを買ってもらう、問合せをしてもらうなど、ビジネスの目標を達成する、つまり、自社のビジネスに必要なコンバージョンを上げるためです。

 クリック率が高くても、品質インデックスが5だったとしても、広告を掲載する目的であるコンバージョンがあがっていなければ、それはただお金のかかるだけの、無駄な広告に過ぎません。

 そもそもの目的を考え、そのための最適なスポンサードサーチの運用を行うことが重要であり、広告を掲載する事が目的にならないよう注意が必要です。

導線の考え方

 スポンサードサーチも、所詮は集客ツールの一つに過ぎませんが、大変強力な集客のツールです。そのスポンサードサーチを最大限に活かすため、まずはユーザ導線を明確にする必要があります。

 ユーザ導線とは、コンバージョンを上げるためのユーザの流れです。
 大きく分けて、

①ウェブサイトへとユーザを集客する導線
②ウェブサイト内でコンバージョンへ結びつけるための導線

 上記2つがあります。

 スポンサードサーチは①の集客導線としての一つのツールに該当します。コンバージョンを上げるためには、①で集客したユーザのために、②ウェブサイト内での誘導段階において、コンバージョンを意識した導線を作る必要があります。

 今回は、スポンサードサーチを使って見込み客をウェブサイトへ誘導した後の②の部分に絞って考えてみたいと思います。コンバージョンを上げるためには、どのような導線を考えていけばよいのでしょうか?



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プロフィール
永松貴光 ナガマツタカミツ

株式会社インターネットマーケティングソリューション、代表取締役。慶応義塾大学 商学部卒業。大手人材派遣会社を経て、インターネットベンチャー企業で各種HP制作、プロデュース。その後、飲食店プロデュース会社でウェブプロデューサーとして、IT事業部の立ち上げからさまざまなネットビジネスを経験。ウェブ上での企業間提携、会員制システムによるCRM戦略構築、オフラインとオンラインを連動させたクロスマーケティング、ブロードバンド映像配信、モバイルを利用したリアルタイムマーケティングなどのインターネットを活用した効率的かつ高付加価値経営に主眼をおいた戦略コンサルティングを行う。ネットビジネスが単純にホームページという視点から捉えられて失敗するケースが後を絶たないため、経営戦略からネットビジネスに落とし込むことで飛躍的に成功させることを信条にしている。


プロフィール
MarkeZine編集部 マーケジンヘンシュウブ

 




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