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金正日、サッカー観戦ウソ…米偵察衛星でバレた!?

動揺鎮静化狙う虚偽報道か

金正日(クリックで拡大)

 北朝鮮の金正日総書記=写真=のサッカー観戦報道はウソだった疑いが強まった。米当局が偵察衛星の映像を解析したが、サッカー試合さえ確認できなかったのだ。訪朝したヒル米国務次官補に対しても到底飲めない条件を突き付けたといい、金総書記の重病で、虚偽の演出や時間稼ぎ交渉でしのがざるを得ない北の窮状が透けてみえる。

 日本の対北当局者によると、金総書記が金日成総合大創立62周年の学生サッカー試合を観戦したとの北の報道を受け、米情報当局が過去にさかのぼって偵察衛星の映像解析を試みた。

 同大など、サッカーを開けるような複数の施設の映像を分析したが、金総書記の出席はおろか、試合の事実さえ確認できなかった。このため、日本のメディアも一斉に報道した、久しぶりに現れたという金総書記のサッカー観戦は、「重病による国内の動揺を抑えるための虚偽報道」との見方が強まっている。さらに、3日の党報告会で総書記席が空席だったうえ、8日の総書記就任記念日にも姿をみせていない。

 李英和関西大教授は「はるかに重要な場に出ないで、学生のサッカーを観戦することはあり得ず、苦し紛れの演出だ」とみる。

 半面、北は韓国との軍事協議やヒル次官補との核問題交渉など、矢継ぎ早に重要外交を進めており、米国では「金総書記は重要決定を出せるほど健康」との観測がなされている。

 ただ、南北軍事協議は成果ゼロ。ヒル次官補との交渉では、米朝平和協定締結と韓国内でも同時核査察を行うというテロ支援国家指定解除の枠を超えた条件を突き付けてきたという。

 李教授は「米韓側を呼びつけておいて無理難題を出して時間稼ぎをしている。強硬策は誰でも取れるが、柔軟策は金総書記しか出せないわけで、総書記の病状の深刻さを裏付けている」と指摘している。

ZAKZAK 2008/10/09

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