2008.10.09 Thu
クロックジェネレーター 〜聴感より測定〜
Antelope Isochrone OCX 騒動の最終回です。
みなさんはご自分のクロックジェネレーターが正しく動いている自信が持てますか?
私の場合、
1)クロックが乱れている方が響きが豊かな感じが出て、一聴すると好ましく思えたりする。
〜このセリフ、どこかで聞いたことがありますね。(;^^A
しかし、その響きが足を引っ張って音の滲み、中低域のブレを生じていることに気づく。
正確なクロックの方が、一聴すると端正だが響きが少なくつまらなく思える。
しかし、しばらく聴いていると、ピントがピタッと合って正しく鳴っていることがわかる。
低域が速く、かつ、すぐ止まるようになる。
2)クロックの異変を耳で聴いて判断できると思わない方がよい。
1)は精度の差が2桁ぐらいあるときに初めて感じられるものだと思います。
(周波数精度の悪化→ジッターその他要因の悪化があると仮定しております。)
3)クロックに限っては、耳より信用できるのが計測です。
他の機器の故障はそれなりの症状が客観的に掴めるものが多いのですが、
クロックの不調は測定してみるしかありません。
それも、オシロスコープでつかまるような領域の話ではありません。
4)従って、クロックの正確性を担保された製品を買うのが安心です。
そのためには、新品を買うか、中古なら測定できる代理店(人)から買う他ありません。
あるいは、代理店で測定校正してもらった上で買うことが重要です。
単なる点検では精度の検査をしない可能性があり、点検の内容を確認することが必要です。
オーディオ店の中古品のチェックは耳で聴いて良さそうかどうか判断するだけであり、
まったくあてにならないと思います。
5)怪しいと感じた時のために、国内で検査測定できる体制のところから買いたい。
それができない代理店では、故障かどうか調べるために本国送りと言われます。
「もし故障で無かった場合には費用が発生します」と釘を刺されますと二の足を踏みますね。
→ 検査体制の無い輸入代理店から買うような種類の商品では無いと思います。
ちなみに、私の所有するクロックジェネレーターはAntelope Isochrone OCX
公開されている製品仕様は +/- 0.02 ppm
ある方に測定して頂いた結果は 27.0 ppm
なんと、500倍ぐらい悪い結果でした。(T T)
この状態で外部基準クロックを入れた場合、はたして正しいクロックが得られるでしょうか?
ロックしたというだけでは不安ですね。これだけの誤差を生む状態は、校正というレベルを超えて、故障というレベルだと言ってもおかしくないと思います。ですから測定してみないと安心できないでしょう。
私の場合、外部基準クロックにロックしませんでしたので、残念ながら確認することはできませんでした。
*****
(代理店からの情報)
Antelope OCXの基準クロック入力BNC端子は75Ω
基準クロック入力の許容範囲は0.8Vpp 〜 1.5Vpp
Antelope Audioは、Isochrone 10MとOCXでのコンビネーションを推奨している。
より一般的な基準クロック発生器はルビジウムでもOCXOでも出力インピーダンスは50Ωです。そのまま接続すると3/2倍波形が大きくなって許容範囲を超える可能性が高いということになります。ロックしない場合は「それが仕様です」のでアッテネーターで減衰して下さい。
なお、これらの情報はWebサイトにもユーザーズマニュアルにも全く記載がありません。プロ機はWebサイトに情報が無くてもマニュアルにきちんと書いてあるものが多いと思うのですが、この機種は数ページのマニュアルで、Antelope社のWebサイトにある情報以上のことは書かれていません。(というよりWebサイトのコピーそのままです)
他社製品と接続するつもりがある場合には、必ず販売店・代理店に確認を取ってください。それを怠ると「仕様です。」という聞きたくないセリフを聞かされることになります。
みなさんはご自分のクロックジェネレーターが正しく動いている自信が持てますか?
私の場合、
1)クロックが乱れている方が響きが豊かな感じが出て、一聴すると好ましく思えたりする。
〜このセリフ、どこかで聞いたことがありますね。(;^^A
しかし、その響きが足を引っ張って音の滲み、中低域のブレを生じていることに気づく。
正確なクロックの方が、一聴すると端正だが響きが少なくつまらなく思える。
しかし、しばらく聴いていると、ピントがピタッと合って正しく鳴っていることがわかる。
低域が速く、かつ、すぐ止まるようになる。
2)クロックの異変を耳で聴いて判断できると思わない方がよい。
1)は精度の差が2桁ぐらいあるときに初めて感じられるものだと思います。
(周波数精度の悪化→ジッターその他要因の悪化があると仮定しております。)
3)クロックに限っては、耳より信用できるのが計測です。
他の機器の故障はそれなりの症状が客観的に掴めるものが多いのですが、
クロックの不調は測定してみるしかありません。
それも、オシロスコープでつかまるような領域の話ではありません。
4)従って、クロックの正確性を担保された製品を買うのが安心です。
そのためには、新品を買うか、中古なら測定できる代理店(人)から買う他ありません。
あるいは、代理店で測定校正してもらった上で買うことが重要です。
単なる点検では精度の検査をしない可能性があり、点検の内容を確認することが必要です。
オーディオ店の中古品のチェックは耳で聴いて良さそうかどうか判断するだけであり、
まったくあてにならないと思います。
5)怪しいと感じた時のために、国内で検査測定できる体制のところから買いたい。
それができない代理店では、故障かどうか調べるために本国送りと言われます。
「もし故障で無かった場合には費用が発生します」と釘を刺されますと二の足を踏みますね。
→ 検査体制の無い輸入代理店から買うような種類の商品では無いと思います。
ちなみに、私の所有するクロックジェネレーターはAntelope Isochrone OCX
公開されている製品仕様は +/- 0.02 ppm
ある方に測定して頂いた結果は 27.0 ppm
なんと、500倍ぐらい悪い結果でした。(T T)
この状態で外部基準クロックを入れた場合、はたして正しいクロックが得られるでしょうか?
ロックしたというだけでは不安ですね。これだけの誤差を生む状態は、校正というレベルを超えて、故障というレベルだと言ってもおかしくないと思います。ですから測定してみないと安心できないでしょう。
私の場合、外部基準クロックにロックしませんでしたので、残念ながら確認することはできませんでした。
*****
(代理店からの情報)
Antelope OCXの基準クロック入力BNC端子は75Ω
基準クロック入力の許容範囲は0.8Vpp 〜 1.5Vpp
Antelope Audioは、Isochrone 10MとOCXでのコンビネーションを推奨している。
より一般的な基準クロック発生器はルビジウムでもOCXOでも出力インピーダンスは50Ωです。そのまま接続すると3/2倍波形が大きくなって許容範囲を超える可能性が高いということになります。ロックしない場合は「それが仕様です」のでアッテネーターで減衰して下さい。
なお、これらの情報はWebサイトにもユーザーズマニュアルにも全く記載がありません。プロ機はWebサイトに情報が無くてもマニュアルにきちんと書いてあるものが多いと思うのですが、この機種は数ページのマニュアルで、Antelope社のWebサイトにある情報以上のことは書かれていません。(というよりWebサイトのコピーそのままです)
他社製品と接続するつもりがある場合には、必ず販売店・代理店に確認を取ってください。それを怠ると「仕様です。」という聞きたくないセリフを聞かされることになります。
| オーディオ | 14:22 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑
有用な情報ありがとうございました。
こんなことでは,OCXを人に薦めることはできませんね。
響きや余韻といったものでシステムを調整したりチェックしたりする方もいらっしゃいますが,このアプローチは大変迷いやすく単なる美音追求になってしまう危険があるので,私は避けています。
| lmst | 2008/10/09 15:20 | URL |