漫画界復帰が果たせずに宙ぶらりんだった年月に、ある方の本が私を支えてくれました。
社会人類学者の中根千枝先生の著書
『タテ社会の人間関係 : 単一社会の理論』、講談社(講談社現代新書)
『タテ社会の力学』、講談社(講談社現代新書)
もちろん、そのほかの小説や映画などの芸術作品にも多くの感動をもらい、支えられました。
ただこの新書からは、私のいろいろな思いにストレートに答えてくれる叡智の輝きを見せられた気がしました。
社会というものをこれほどまでに見通した人がおられる、しかもそれが女性であるという事実に衝撃を受けたものでした。
いえ、もしかしたら女性だからこその考察による成果なのかもしれないですね。
この社会の中での女性という立場だからこその…。
まあ、私なんぞがどうのこうの言ってはならないですね。
一見難しそうな気がしても、新書はとてもわかりやすく知識へと導いてくれます。
わからなくてもわかったような気がします。(??)
時々新書などお読みになるのも面白いですよ。
えっ、私のようにおバカになりそうで怖い?ああ、それを言われてしまいますと…。
いやいや、皆様だったらそんなことは決してありません。
元々豊かな心が、さらに豊かになっていきますとも!
そして賢く美しく、ひたすら美しく、さらにさらに美しく!
なのです。