「止まれ」標識偽物と気づかず 警察が5人検挙
交差点に何者かが偽の「一時停止」の標識を取りつけたのに気づかず、警察が罪のない5人を交通違反で検挙していました。
偽の「止まれ」の標識が取りつけられているのが見つかったのは、愛知県安城市の交差点です。もともと取りつけてあった「一方通行」の標識を外して、すり替えられていました。警察はこの偽の標識を本物と思い込み、先月から今月にかけ、一時停止違反で5人を検挙していたということです。検挙された1人が「標識だけでなく路面にも印をつけてほしい」と求めてやっと調べたところ、偽物と分かりました。止まらなかった5人の違反は、取り消されるということです。警察は「偽物とは思わなかった」と説明し、道路交通法違反の疑いで捜査をしています。