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【作者】原田慎一さん 【正解】34角、22玉、33龍、同桂、13角、同玉、11飛成、24玉、16桂、34玉、14龍まで11手 【解答数】101名→正解97名(誤解2名、無解2名) ★右上のカタマリと左下のカタマリ。あまり見ない類いの初形に、ただならぬ雰囲気が感じられます。 ★初手は14角や12角が浮かびますが、前者は13玉、24角、14玉、35角、25玉で、後者も13玉、24角、14玉、35角、25玉で、同じように広い上部に逃げられます。合駒を求める41角には、合駒をせずに22玉として逃れ。飛龍を動かすわけにもいかず手詰まりの様相を呈しますが、もう一つ発見しにくい手が隠されていました。初手34角が窮屈な妙手です。 ★2手目14玉は43角成、24歩合、25銀、15玉、37角以下。13玉は12角成!、同玉、21飛成以下。いずれも考えさせられる手順で、序盤の難度を向上させています。さらに、2手目22玉?と思っても、続く33龍が見えないと堂々巡りの予感。実によくできた序盤の付け方と言えるでしょう。この3手さえわかれば、後半は一転して易しい手順。流れに乗って上部に追い出せば、左下の配置の意味がようやくはっきりします。 ★前回より30人も減った解答数が本作の難度を物語っています。作者の次作に期待! ◆現在在庫2作……[11月]金角将成、[12月]山田淳……皆様のご投稿をお待ちしております。 (【投稿フォーム】当ページ更新時点までの投稿作で、採用予定にお名前がない場合は不採用となります。) テンコ「初手に紛れ多く悩みますが、34角と決まれば後は一気呵成。ちょっと意外な詰上りを見て、ヒントに納得です」 谷本幸男「初手12角から余詰むとおもいこんでいたが際どく詰まない。奥が深い」 あいうえお「何とも不安な、しかしこれで詰んでいるという詰上りの形が面白い。大駒を3度も短く使うのも大変結構」 奈波幸弘「適度な難しさと軽快さを兼ね備えたすばらしい作品である。初手とその応手には苦労した。3三龍がネライの1手である」 ishibon「詰上りが1六桂と1四龍の形と想像するも、初手3四角から3三龍は指しにくい」 井上泰夫「最後に、5段目の歩により詰んでいるのがきれいだった」 ★玉の周囲に攻方の駒がないのも不思議に思えます。 大森常一「初手が玉に上へ逃げられそうで、指し辛い。それさえ解決すれば、あとは流れるような手順で最後は清涼詰」 アニメおたく「ヒントなければもっと苦戦したでしょう。33龍の感触抜群」 高野甚蔵「龍の利きを塞ぐ初手は発見至難。また、2手目14玉に、43角成から37角でしとめる大きな変化が気持ちよい。さらに、見事に駒が捌けて龍桂の清涼詰めに大満足。かなり上級の作品と思う」 Tazu@「銀は質駒でしたね。詰上りが面白い」 荒井康成「ヒントに救われました。33龍〜13角は「詰将棋」独特の手筋ですね」 青江邦正「初手も、最終形も予想外だった」 ★詰上りが隠れていればいるほど成功と言えるでしょうか。 坂野孔一「初手はこれしかなくてもやり難い」 3「初手の角打は1二や1四、3二、4一もあり、簡素な初形でありながら有力な紛れ手順も多い秀作」 ★初手32角は単純に同銀で逃れ。 金角将成「初手は角打ちなのは当然ですが、ヒントに「5段目の歩」=上にあげるということでいろいろ惑わされました。大駒の連続捨てがおもしろいですね。最後はきれいに大駒が3枚消えて詰上り。いつもより少し易しいと感じましたが、大駒のコラボレーションがいいですね」 tattu-「初手12角、13玉、24角の紛れを延々と読んでいました。34角は邪魔になりそうで、なかなか打つ気になれませんでした」 ★龍の動きが急激に制限されるだけに指しにくさは格別です。 えぐち「初手 心理的に打ちにくい手でした。飛銀桂が2枚ずつ、持駒角2枚で きれいです」 ★歩だけが惜しい? 潮風かおる「初手、四方向から打てる角、いずれも有力そうで打ち場所に悩む。作意は龍の横利きを自らさえぎるため、やや不利感のある手で、最後に考えた。作者の思惑にハマったか…?」 佐々木昭則「今回は難問でした。玉がぬるぬるとしていてつかまえにくかったです。どじょうすくいの気分を満喫できました^^;」 ★最後はカゴの中にストン。 松田圭市「武骨な初手だが、最後はきれいな清涼詰」 今野盛基「初手が手広い。詰ましてからでないとヒントの意味が分からない?」 しろねこ「これもかなり難しいです。このような大胆な手は指せません。詰みに持っていくのが大変で詰む形が読めません」 末永修二「難問でした。初手12角・14角の紛れ嵌まり込んで、難渋した。5手目うっかり13角と「手順前後」をするところでした。駒が良く捌けて、解後感ばっちり! なかなかの好作と思う」 坂野 均「41角に32歩合ができない・・・ヒントをそう取ったものだからさあ大変。紛れの海を大漂流。それがなくても難物でした」 ★41角、22玉の局面はまだ手が続きそうなだけに、手強い紛れです。 藤崎博也「初手、3四角は、2二玉であとが続かないように見えましたが、3三龍を発見、詰めにたどり着きました。5四銀と4三銀が不動駒として残るのがやや気になりますが、傑作だと思います」 出口智博「最後のほうになってヒントの意味がわかりました」 ほの字「初手12角にはまり難産。なるほどヒントの意味も氷解」 坂本栄治郎「最後の詰上りが、意外性があって面白い」 沢木勝彦「初手で大分悩まされました」 松浦義成「初手1二角が詰将棋らしい手だがそれでは詰まない。2手目、玉が四段目に逃げた時の応手に悩んだけど銀を取れば簡単。今回は少し時間がかかりました」 石原 守「捕った駒を使うというのは考えにくいです」 ★暗算で解くとなおさら……ですね。 阪東英政「一手目の手が多くどこから入っていいか迷いましたが、持駒が角なので割合に早く分りました。後は、置駒を取られないように攻めればすらすら解けました。ただ三手目と五手目の手順前後が要注意でした」 池永天志「今までで、一番苦戦しました。初手が指し難い一着」 雲丹頭「初手1二角で詰みそうにみえるけど、やっぱり詰まないんですね」 渡辺裕輝「詰将棋だから初手はタダ捨ての1ニ角だろうと思った私の負けです」 呂冨志「むずかしい」 一日500局「初手だけ不利感があるが後は易しい」 おゆきさん「詰上りが爽快」 でんでん「初手41角の紛れに見事に嵌る。11桂がよく利いている。34角は発見しづらく結果的に難解だった」 坂山 徹「なかなか12角成りの筋が解らず手こずった」 ★2手目13玉の変化ですね。これも味の良い手です。 渡辺 宏「紛れが多くて難しかった。始めはとりとめのない感じだが、だんだんと詰将棋の醍醐味を感ずる収束に変化するところが面白い」 市原 誠「大駒だけでは、意外と、攻め難いんですね」 田中裕也「きびきびとした手順の佳作と思います」 P-chan「初形からは詰み形が見え難く、攻めも受けも手が多くて苦労しました。3手目〜5手目の手順が面白いですね」 松岡「これは、判り難い。ねらいが良くわからなかった」 ★詰上りからの逆算と考えられますが、この場合は筋に入りにくく手順が難しくなることがありますね。 吉川慎耶「この初手は簡単には見えない」 有田和洋「角をどこに打つかですが、解かれば後は流れる様に気持ち良く」 松本 繁「応募を始めてから、2年近くになりますが、初めて将棋盤を使ってしまいました。初手41角、32合で持駒を補充するのが、第一感で裏をかかれました。8手目に24玉と逃げられたときに上部が広いのでつかまらないような気がしました。5段目の歩の意味は詰まさないとわからないのでヒントになっていないですね」 ★作者してやったり? S.Kimura「2枚の桂馬が良く利いているので、苦労しました」 大野 孝「「初手12角にはまった」という感想はいくつになるでしょうか。33で捨てるとか、34に引きずり込むのはちらっと感じたのですが、初手にはまって四苦八苦でした。お見事!」 片岡正人「初手12角からの手順を結構追ってしまいました。それ以外にも色々見えてしまい、大変難しかったです」 千葉勝義「最初、12角から入ったが、35歩のために詰まず。34角は、33龍、同桂と31飛を横に使う11飛成に気づくまで随分時間がかかった。難問だった」 塩谷時蔵「虎の子の龍がいながら、5段の歩がどうして玉の逃げ道を塞ぐ役割を担うのか、33龍と龍を切る手がなかなか見つからず、今までになく苦労しましたよ。毎日2〜3時間、15日間も無駄(?)な時間を過ごしてしまい、絶望感と解いてからは虚脱感で、アアしんど!!」 ★お疲れさまでした(^^; 吉野松樹「初手12角が詰将棋らしい手で、俗手っぽい34角がなかなか浮かびませんでした。玉方2手目、4手目もどこへ逃げても同じようですが早い変化があるんですね」 中山 至「12角の筋に悩まされました」 GEDZI「今回は分かりませんでした。降参します。(TT)_P~~~ 不正解は悔しいですが、作者の方には敵ながらあっぱれとお伝えください。(^^;)」 ★悔しい無解でしたが、せっかくのコメントですので公開しますね(^-^) 佐藤安男「いやあ、これまで投稿を続けていて初めてギブアップかと思いました。今回ほど解けて嬉しい詰将棋はありません! 情けない話ですが、3四角に1四玉と逃げられた時の4三角成が見えませんでした。恥ずかしい限りです」 ★駒取りは見えにくいです。 斉藤良則「34角が盲点でした。どうにか13角の筋に持っていけたのが良かったです」 ラピートα「初手が完全に盲点で非常に時間がかかりました。やっと初手に気付いてからも2手目の変化手順が厄介で...解き終わるとまた変化手順を忘れてしまいましたが、ヒントと照らし合わせてもさすがにこの手順なら正解っぽいので、このまま解答します」 田中良幸「上部の重い形の意味も、詰め上がりが見えて氷解」 ky「初手のどこから角を打つのかで悩みました。その上、▲3四角を発見したあとの玉方の応手も多々あったので時間がかかりましたね」 増田智彬「5段目の歩は、詰むために必要で、玉は4段目に行くから龍は捨てる、と考えていったら解けました。ヒントがあると楽ですね。ありがたや、ありがたや」 ★あまり役に立たないヒントを出すのが得意ですが、こうもうまく活用されるとちょっと悔しいです(^^; 蒲 登禄「大駒を打回しての清涼詰だ!」 underground「初手の角の打ち場所に迷い、3手目に13角と打つ変化に悩み、7手目33飛成で詰まないと諦め、9手目の16桂が見えず、久し振りにずいぶん時間がかかってしまいました。しかし解けてしまえば気持ちのいい詰上りでいい問題だと思いました」 ★たまには骨があるものもよいですね。 白駒 史「初手が見えず苦戦。味方駒が全て邪魔駒になる詰上り図が面白い」 木村久昭「五段目の「歩のトンネル」に追い込むのですね」 竹原亮太「最初見たときしばらく考えてわからず、その後何度か見ても詰め上がりが想像できませんでした。そこで、ヒントを読み直してみて、ようやく34玉の詰上りが頭に浮かびました! 3手目の33龍が指せたのはヒントのおかげだと思います。難問でした」 荘山「初手12角や、34龍を読み、問題の間違いではないかと疑う位、ここ1年間の中で一番の難問でした」 谷口翔太「最後に中段の駒の意味が分かります」 松尾 裕「かなり苦労しました。詰上りが面白い」 友沢友春「微妙な2枚の歩ですね」 佐藤孝信「意外な詰上り。暗算で解けなくて、久方ぶりに磁石盤をひっぱり出しました。並べないうちは、7手目に 33龍しか浮かばず、11龍がみえなかった…」 ★こちらも作者、してやったり。 Peek「出題図からは想像できない詰上りですね」 Hal「ヒント通り5段目の歩が邪魔で逃げられませんね。大駒を捌き捨てる手順が心地いいですね」 【当選者発表】 ■お一人様で何通もの解答を送られた場合、もっとも先に届いたもののみ有効とします。また、お名前(ハンドルネーム)は必ず記載してください。記載のなかった場合、メールアドレスの最初の部分(「@」の直前)を掲載させていただきす。お名前、アドレスともに記載のない場合は、残念ながらゴミ箱行きです……。 ■昨年6月下旬に発行された「5手7手詰めパラダイス」を1名様、詰パラ最新号を3名様、以上4名様に呈賞いたします。 ■「5手7手詰めパラダイス」…蒲 登禄さん ■「詰パラ最新号」…友沢友春さん、大坪祐輔さん、井上貴裕さん ■おめでとうございます 【正解者氏名(変則五十音順、敬称略、@ABは解答到着上位3名、LAST!は最後】
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