北海道新聞　Hokkaido Shimbun Press

　【美唄】美唄市は八日、市立美唄病院の不良債務二十三億五千万円を二〇一五年度までに解消する公立病院改革プランの骨子をまとめた。プランは〇九年度にスタートし、公立病院特例債の活用と市職員の給与カット、病床削減で一一年度には経常黒字化を目指す。

　同日の市議会地域医療問題調査特別委で市が報告した。特例債の申請額は八億三千九百万円。一五年度までに一般会計から計四十四億七千万円を病院会計に繰り入れ、うち二十一億九千万円を不良債務解消に充てる。

　また、医師を除く市職員の給与を１５％削減し、人件費を年間七千八百万円圧縮。現在百四十三の病床数も〇九年度に九十八床まで減らし、病床利用率を７０％以上に引き上げて経営効率化を図る。市は年内にもプランを策定し、国に提出する。