2008年 10月 8日 高松空港で小型プロペラ機が事故 △▼ ８日午後、高松市の高松空港で離着陸の訓練をしていた小型プロペラ機が着陸に失敗し滑走路脇に突っ込む事故がありました。この事故の影響で高松空港は約５時間に渡り閉鎖されました。８日午後０時４０分ごろ高松空港で離着陸の訓練をしていた大阪の朝日航空の小型プロペラ機が着陸後、滑走路上を左に回転しながら滑走路脇の芝生に突っ込みました。プロペラ機には朝日航空の教官と訓練生の男性４人が乗っていましたがケガはありませんでした。小型機は８日午前１０時１５分ごろ大阪府八尾市の八尾空港を飛び立ち、午前１１時ごろから高松空港で離着陸の訓練を行っていました。この事故の影響で高松空港は午後５時半前まで滑走路が閉鎖され、発着する６便が欠航となりました。 ストーカー殺人で容疑者を逮捕 ▲▼ 先月２９日、岡山市の港で２４歳の女性が遺体で見つかった事件で、女性の殺害をほのめかし、自殺を図った無職の男が、殺人の疑いで８日、警察に逮捕されました。殺人の疑いで逮捕されたのは、岡山市千鳥町の無職、近藤憲吾容疑者（２４）です。近藤容疑者は犯行後、自殺を図り、入院していましたが、容態が回復したことから、８日の朝、警察に任意同行を求められ、逮捕されたものです。警察の調べによりますと、近藤容疑者は先月２７日の未明、岡山市南古都の駐車場で近くの会社員、杉本文さんに素手などで頭を殴るなどの暴行を加えた上、車で岡山市の新岡山港に連れて行き、海に投げ落として溺死させた疑いです。これまでの調べで近藤容疑者の車からは杉本さんの血痕が見つかっていました。杉本さんは先月中旬、近藤容疑者から「執拗にメールが送られて困る」と警察にストーカー被害を相談していて、警察で犯行の動機などを厳しく追及する方針です。 岡山空港駐車場無料の継続を航空会社が要望 ▲▼ 県の財政危機で有料化が検討されている岡山空港の駐車場について、８日、航空各社が無料を継続してほしいと岡山県に要望しました。要望したのは、全日空、日本航空など岡山空港に路線を持つ５つの航空会社です。要望では、岡山県が全国まれに見る交通の結節点だとして、空港の利用を拡大するためにも無料の駐車場を継続してほしいとしています。岡山県は８月に発表した財政構造改革プランの素案で、岡山空港の駐車場の一部有料化を検討しています。また、旅行会社にパンフレットの作成や観光バス運行の費用などを助成する空港利用促進事業費などを８５％カットする方針を示しています。 全国的に珍しい角土俵による相撲 ▲▼ 土俵の形は丸ではなく四角です。全国的にも珍しい四角い土俵を使った小学生の相撲大会が８日、岡山県勝央町で開かれました。４メートル四方の四角い土俵。江戸時代の中ごろまでは全国各地で使われていましたがその後は丸い土俵に統一され、残っているのは珍しいということです。勝央町立北小学校ではこの土俵を使って毎年相撲大会を開いていて、全校児童２１４人が参加しました。豆力士たちは元気いっぱい白熱した取り組みを繰り広げ、友達や保護者らが盛んな声援を送っていました。小学校ではこの四角い土俵を地域の伝統として今後もはぐくんで行く事にしています。 トルコの伝統芸能　エブルアート展 ▲▼ 水面に浮かべた模様を紙や布に写し取るトルコの伝統芸術、「エブル」の作品展が岡山市で開かれています。エブルとはトルコ語で「空に浮かぶ雲」と「水の上」を意味し、８世紀ごろに始まったとされています。会場にはイスタンブール出身のエブル作家５人の作品約４０点が展示されています。エブルは樹液を混ぜた特殊な水に岩などから作られた絵の具を浮かべて模様を描き、紙や布をのせて染める芸術です。１度に１枚しかできないため、当初は王や高級官僚の機密文書などの用紙に使われましたが、その後、ヨーロッパにアートとして広まりました。流れるような模様が特徴ですが、最近は作家たちが独自の技法を築き、花の模様などがブームをよんでいるということです。エブルアート展は岡山市の丸善岡山シンフォニービル店で今月１３日まで開かれ期間中、エブルの体験もできます。 入れ歯供養祭 ▲▽ １０月８日は語ろ合わせで入れ歯の日です。使われなくなった入れ歯に感謝する入れ歯供養祭が瀬戸内市の妙興寺で行われました。これは体の一部となって働いてくれた入れ歯を簡単に捨てるのはしのびないと瀬戸内市の歯医者、中條新次郎さんなどが始めたもので毎年１０月８日に行われています。供養祭には市内の歯科医師や歯科衛生士など、約３０人が参加し持ち寄った約４５０個の入れ歯に手を合わせて焼香し、供養しました。供養した入れ歯は医療廃棄物専門の業者によって処分されますが、留め金などの金属部分はリサイクルされ、その費用で入れ歯の供養塔を建てるということです。