岡山放送局

2008年10月8日 19時18分更新

四角い土俵で小学生相撲大会

全国的にも珍しい四角い土俵を使った相撲大会が、8日、岡山県の小学校で開かれました。
この土俵は、およそ500年前の室町時代から、岡山県勝央町にある日吉神社の境内に伝えられていたもので、戦後復元され、20年前に近くの勝央北小学校に移設されました。

1辺がおよそ4メートルの正方形の土俵では、毎年この時期に全校児童による相撲大会が開かれています。
はじめにことし初めて参加する27人の小学1年生が、自分たちでつくった紙の化粧まわしを着けて土俵の周りを一周し、土俵入りしました。

このあと214人の児童が学年ごとに紅白に分かれて対抗戦を行い、土俵の上で熱戦が始まると、まわりの子どもたちから大きな歓声が上がっていました。

取り組みでは、四角い土俵のかどに追いつめられて回り込むことが出来ず、そのまま土俵を割ってしまう子どもの姿も見られました。

小学校によりますと、四角い土俵は江戸時代の中ごろまで全国各地で見られたということですが、その後は丸い土俵に統一されていったため、四角い土俵が残っているのは全国的にも極めて珍しいと言うことです。