(cache) 大根の無人販売、収穫は自分で　12日から・西蔵王高原

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大根の無人販売、収穫は自分で　12日から・西蔵王高原

2008年10月09日　08:02

無人で販売される大根。甘味は十分だ＝山形市土坂

　畑から自分で収穫する大根の無人販売が12日から、山形市土坂の西蔵王高原ライン近くの畑でスタートする。約50アールの畑では、約1万本の大根が収穫期を迎えており、主催する土坂町内会（伊藤喜弘会長）では「高原で育った甘い大根の味を楽しんでほしい」と話している。

　同町内会は21年前から、個人の畑を借りて大根を栽培。無人で販売しては収益を運営会費に充てている。寒暖の差が大きい西蔵王の気候と、火山灰土で育った大根は甘味があると評判で、畑から直接収穫するというユニークなスタイルも手伝い、毎年2日ほどで売り切れるほどの人気だという。

　同町内会が今年植えた品種は「福誉（ふくほまれ）」で、役員が肥料を与え、除草などの作業にも取り組んできた。作柄は例年並みだという。

　希望者は畑から大根を引き抜き、1本100円で、収穫した本数分の料金を畑に備え付けてあるボックスに入れる仕組み。しかし、中には料金も支払わないで大根を持ち去ったり、形が悪いと土の中に戻す人がいるという。

　同町内会役員の石沢彰一さん（57）は「土に戻されると枯れてしまう。形の悪いものは無料でサービスするので、良識ある行動をお願いしたい」と話している。問い合わせは伊藤会長090（4041）7171。