東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 埼玉 > 10月9日の記事一覧 > 記事

ここから本文

【埼玉】

所沢市医師会 『認知症ネットワーク』設立 早期治療へ41医療機関連携

2008年10月9日

 認知症を早期に発見し適切な治療体制を確保しようと、所沢市医師会は七日、市内の四十一医療機関が連携して治療にあたる「所沢認知症ネットワーク」を設立した。同医師会によると県内では珍しい取り組みという。

 現在、市内の専門医療機関は二病院のみ。認知症が進行し合併症を併発した場合、治療困難を理由に入院を拒否されたり、早期退院を求められるケースもあるため、早期の治療を目指し、ネットワークを設立した。

 二専門病院を含む計四十一医療機関が近く、「物忘れ相談医」を掲げ、数時間前に食べたものが思い出せないなど初期認知症などを診断。重症の疑いがある患者には専門医を紹介する。

 また、医師側の診断レベルを上げるため、年二回、専門医による研修会や症例研究会を開く。ケアマネジャーとも連携する予定。

 「物忘れ相談医」の医療機関名は、年内に市ホームページに掲載する予定。問い合わせは、所沢市医師会事務局=(電)04(2992)8026=へ。 (山内悠記子)

 

この記事を印刷する