昨日,
仕事関係の本ばかり読んでいるって書いたところですが。
先日久しぶりに仕事と関係のない本を1冊読んだのが,この本でした。
「夢をかなえるゾウ」 言わずと知れた大ベストセラーなので,説明の必要もないと思います。
ちょうどTVドラマ化されたところですしね。
「仕事とは関係のない本」と言ったばかりなのにナンですが,この本のメッセージはなかなかしんどさから抜け出せずに苦しんでいる精神科の患者さんたちにもそのままお伝えしたくなるほど,シンプルながら大切なことが含まれているなぁ,と思いました。
~ 「自分を変えたい」と思ったら,ただそう思ってるだけじゃなくて,小さな具体的行動を起こしてみよう! ~
たとえば,不登校のこどもさん。
学校に行きたいとは思ってるけど行けない。
行けば楽しいのはわかってるし,明日こそ行こうと思って寝るんだけど,朝になると起きられない。
こんなとき,「学校に元気に行ける自分になりたい」といろいろ思い悩むよりも,これまでやっていなかった食器洗いをしたり,犬の散歩に行ったり,毎朝新聞に目を通すようにしたり…なんてことを実行しているうちに自然に学校に行けるようになったりして。
もちろんコレはちょっと極端な例かもしれないけど(でも実際こういうこどもさんを何人も診たことがあります…),これまでとは違う何かを実行してそれができたという達成感を積み重ねて「自分は変わってきた,これからも自分のことを変えていける」という自信をつけていくことで,思いも掛けないパワーを発揮できるようになる,っていうことはわりとイメージできますよね。
「絶対無理!」って思えるようなすごく大きな変化も,意外に小さなことの積み重ねで起こすことができる。
でも,いくら小さなこととはいえ,自分で行動を起こし続けないと変化は起こらない。
自分を信じて最初の小さな具体的行動を起こす勇気,そしてなかなか結果が目に見えなくても小さな行動を継続していく根気。
単純であたりまえのことだけど,それだけに軽視されがちなこと。
そんな大切なことをしっかりと,しかも面白おかしく思い起こさせてくれるこの本は,やっぱり素晴らしいと思います。
私自身もこのシンプルな原則を常に忘れずにいられるよう,またふとしたときにこの本を手にとって読み返したいと思っています。
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コメント
コメント一覧
面白いですよね。私も気に入ってます。
ドラマも、なかなか期待を裏切らず、面白かったです。
ガラーシャの役者さんは、なかなかいい味出してました。
肩の力を抜いた自己啓発書って言う感じがいいのかも。
ちょっとやってみようかな?と、はじめの一歩を踏み出すきっかけになるような本でした。
ゾウの神さまを実写であっさり演じられてしまう古田新太さんは天才なんじゃないかしら?
ちょっと元気が落ち気味なときに原作本を読み返すと,また元気がもらえそうですよね。
この本に励まされながら2000%成功したいなぁ(笑),と思います。
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