常駐スキャン(Guard)の設定について解説します。
設定画面の開き方はユーザーズガイド(Win)/基本操作#設定画面の開き方を 参照してください。
なお、ここでは"Expert mode"に変更した状態で解説しています。
常駐の設定を行う場合は、左側のツリーの"Guard"以下を変更します。以下、ツリーの各項目について。
[Scan]のページは常駐についての全体的な設定を行います。(画像をクリックで詳細にジャンプ)
常駐スキャンをどのタイミングで行うかを設定します。
基本的にデフォルトのままで構いません。
常駐スキャンの対象を選択します。
Classic版では選択可能な項目が"Local drives"のみなので、必ずチェックを入れてください。 チェックを外すと、常駐スキャンが機能しなくなります。
常駐スキャンの対象にするファイルのタイプを選択します。
デフォルトでは"Use file extension list"に設定されていますが、最近のPCなら"All files"や"Use smart extensions"を選択しても 体感できるほど重くなることはないでしょう。問題がなければ"All files"か"Use smart extensions"を選択することをおすすめします。
"Files"で"Use file extension list"を選択した際にスキャンの対象にする拡張子を設定します。
よく利用される拡張子についてはほとんどリストに含まれています。 独自の拡張子を使用するプログラムを使用したり、スキャン対象から外したいタイプがある際に変更してください。
圧縮ファイルをスキャンするかどうかの設定です。。
ウイルスなどは圧縮ファイルの中に隠れていることも多いため、この項目にはチェックを入れておいたほうがいいでしょう。
ウイルスなどへの感染が疑われるファイルが発見された場合の対処を設定します。(画像をクリックで詳細にジャンプ)
常駐保護中にウイルスなどへの感染が疑われるファイルが発見された場合の通知方法です。
この項目では"Interactive"以外の選択肢はありません。
ダイアログを表示する以外に、疑わしいファイルが発見された場合に行う動作を選択できます。。
通常の使用方法であればどちらもデフォルトで構わないでしょう。
常駐スキャンの対象から外すファイルやフォルダ、プロセスを設定します。(画像をクリックで詳細にジャンプ)
ここで指定したプロセスは、常駐スキャンの対象から外されます。 プログラムを実行中にAntiVirが原因と思われる不具合や誤検出が起こる場合には、ここに追加します。
左のテキストボックスにプロセス名を(16文字以内で)入力し、[Add]をクリックすることで 右のリストに追加されます。
再びスキャンの対象にする場合には、リストから該当するプロセスを選択して[Delete]をクリックすればOK。
ここで指定したファイル・フォルダは常駐スキャンの対象から外されます。
[...]をクリックしてファイルまたはフォルダを選択し、[Add]をクリックすればリストに追加されます。
再びスキャンの対象にする場合には、リストから該当するものを選択して[Delete]をクリックします。
なお、リストに追加できるのは、全てのファイル・フォルダのパスの文字数の合計で6000字までです。
常駐スキャンにおけるヒューリスティックについての設定を行います。
ヒューリスティックに関しては用語集#ヒューリスティックを参照してください。
(画像をクリックで詳細にジャンプ)
マクロウイルスであると疑われるファイルの検出について。
通常はチェックを入れたままで構いませんが、自作のマクロにAntiVirが警告を出す場合などはチェックを外してください。
通常のファイルに対するヒューリスティックスキャンの設定です。
また、スキャンの度合いを"Low" "Medium" "High"の3段階から選択可能です。デフォルトでは"Medium"に設定されています。
"High"に設定すると、誤検出が多くなる傾向があるようです。詳しくは困ったときは/ヒューリスティックと誤検出を 参照してください。
常駐スキャンによってウイルスなどが発見された場合の通知方法等を設定します。
レポート(ログ)ファイルに残す情報のレベルを設定します。
通常はDefaultで問題ありません。"Complete"に設定した場合は、ログの肥大化に気をつける必要があるかもしれません。
レポート(ログ)ファイルに対するファイルサイズの制限の設定などを行います。
ログファイルはテキスト形式なのでファイルサイズが膨れ上がることは滅多にありませんが、 念のため設定しておいたほうがいいかもしれません。