Print this Post Article Lists Back

国立中央博物館の記念品は中国製!?

 国立中央博物館で販売されている韓国を象徴する記念品までもが中国製であることが分かった。

 宋勲錫(ソン・フンソク)議員(無所属)は7日、国会・文化体育観光放送通信委員会の国立中央博物館国政監査で、「同博物館の記念品ショップで販売されている文化関連商品1002種のうち、中国製37種を含め、外国製は55種あった」と明らかにした。中国製の商品は粉青磁器の写真入り磁石、青磁の写真入り磁石、青華白瓷の写真入り磁石、朝鮮時代の有名画家・金弘道(キム・ホンド)の絵入り磁石、十二支のキャラクターが付いたカチューシャなどだ。

 宋議員は「韓国を代表する博物館が、おもちゃでも傘でもなく、朝鮮時代の粉青磁器の写真が付いた磁石など、国のシンボルとなる記念商品を中国製にするとは、文化的なプライドを捨てたも同然。国立中央博物館のインターネットショッピング・サイトではこうした中国製品を韓国製と表記している」と語った。

 国立中央博物館はこの日、インターネットで問題になった商品の原産地表示を「中国製」に訂正した。さらに、同博物館は「中国製は値段が韓国製の30‐40%で競争力があり、(こうした値段で提供できる)国内メーカーがなかったためにこうなった」としながらも、「該当商品の販売を直ちに中止する」と発表した。

朴敦圭(パク・トンギュ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る