独島問題は日本の漁業権保障が課題、姜尚中東大教授
【ソウル8日聯合】韓日関係と関連し、東京大学の姜尚中(カン・サンジュン)教授は8日、「独島・竹島問題は日本の漁業権を韓国がいかに保障するかが課題になる」との見方を示した。ソウル市内のホテルで行われた、「韓日共同宣言〜21世紀に向けた新たな韓日パートナーシップ〜」10周年記念シンポジウムに出席し、パネル発表を通じて述べたもの。
姜教授は韓日間に横たわる問題を挙げるなかで、「独島・竹島問題は日本が抱える北方領土問題よりも難しくない」と述べた。韓国が実効支配している以上、日本がこれを覆すには戦争をするほかないと説明し、「この問題は島根県を中心とした日本の漁業権を韓国がどのように保障するかが問題となるが、解決はそう遠くないのでは」と、慎重ながらも楽観的な見方を示した。
一方、韓日歴史問題については「難しい問題なので最後に回すのがよい」と述べた。両国間の「とげ」をひとつひとつ抜いていく努力が必要だと強調した。(記事=小松朋子)