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タイ、国王側近と軍トップが協議

 【バンコク=三河正久】タイの反政府派市民団体「民主市民連合(PAD)」と警官隊が衝突したバンコクの国会周辺は8日、落ち着きを取り戻した。衝突で同日までに2人が死亡、443人が負傷する事態になったことを受け、プミポン国王の側近とされるプレム枢密院議長が軍トップのアヌポン陸軍司令官と会談し、対応を協議した。

 国会周辺は平静となったが、PADが占拠している首相府では支持者が増加している。ただ大きな混乱は起きていない。

 プレム議長とアヌポン司令官は約2時間にわたり会談、軍関係者筋によると、政府が警官隊とPADの衝突をコントロールできない事態にプレム議長は懸念を表明し、同様の衝突を繰り返さないために軍が事態を掌握するよう「司令官が決断すべきだ」と話したという。アヌポン司令官はこれまで一貫して「軍はクーデターのような行動は起こさない」と述べている。(08日 23:24)

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