2008年09月08日

もいら

暇だから軽くMoiraの解説でもします。うんこみたいな自己満足。Moira聞いてない人にとってはさっぱりだと思う。
あらすじだけ書きます。深い部分は自分で歌詞をみたほうがいいはず。あ、自分で考察したい人は見ないほうがいいです。



冥王

曲名の通り冥界の王。死に神。タナトス。アルバム内では他にMoiraとか彼女って呼ばれてたり。似て非なる、例のお方。
不平等な世の中において唯一平等な死を人に与えるのがお仕事。
モットーは「殺メルコトデ 救ィ続ケヨウ」



人生は入れ子人形

幼い頃に不幸な生活を送った実業家が、母の遺した叙事詩【ほん】を元に神話の時代の遺跡かなんかを発掘する話。
実在の人物がモデルになってるっぽい。ちなみに入れ子人形ってのはマトリョーシカのこと。
「運命が望むのは喜劇か悲劇か、今もう一度【神話】を歴史の舞台に立たせたい…」らしいです。



神話

ギリシャ神話における創世記みたいな。ひたすら神様と神話時代の国の紹介。
この曲から神話の時代。
雷神眷属の王国アルカディアと風神眷属の王国アネモス(アナトリア)だけ覚えてれば大丈夫かな。



運命の双子

そろそろ少しずつ人物紹介しなきゃなんだけど…まずこの曲の登場人物だけでも。
雷神眷属の王国アルカディアの皇子、皇女として産まれた
エレセウス・エレフ
アルテミシア・ミーシャ
臣下のポリュデウケス(CV:大塚明夫)
その妻デルフィナ
王位継承位はわからないけど皇子のスコルピオス(CV:若本)双子とは腹違い。妾の子。

あーめんどいから後半の台詞の部分そのままのっける。

スコルピオス 「探したぞ、ポリュデウケス」
ポリュデウケス 「スコルピオス殿下!」
スコルピオス 「アルカディアの聖壁と謳われた勇者が、こんな山奥で隠遁生活とは…貴様、何故剣を捨てた?」
ポリュデウケス 「野心家の貴方にお話したところでご理解を頂けないでしょうな」
双子 「「ただいま!父さん!」」
スコルピオス 「ほほぅ…捕らえろ!」
ポリュデウケス 「デルフィナ!子供達を連れて逃げなさい!」
デルフィナ 「エレフ、ミーシャ!こっちへ!」
スコルピオス 「ラコニア軍は既に掌握した。ポリュデウケス、私の元で働け」
ポリュデウケス 「断る、と申し上げたら?」
スコルピオス 「ならば冥府の王にでも仕えるのだな」

ってなかんじで双子は連れ去られます。ポリュデウケスとデルフィナは死亡。なぜ王位継承権を持つ双子がポリュデウケスの元で育てられていたのかは後ほど。
ラコニアは水神眷属の王国のこと。



奴隷市場

ババアがビビってジジイがキョドります。
連れ去られた双子は奴隷市場に…ううぅ…そのまま二人は離ればなれに…



雷神域の英雄

前半がアルカディア第一皇子レオンティウス(CV:宇都宮隆)の紹介みたいな。
後半が双子が産まれた時のお話。

イサドラ 「レオンティウス、御覧なさい 雷神の血を分けた、貴方の兄弟ですよ…」
メイド? 「おめでとうございます!殿下!」
ポリュデウケス 「殿下…立派な兄君にお成りなさいませ」
臣下 「兄上!陛下が、件の神託の件でお呼びです」
イサドラ 「あぁ!ミラよ…なんと言う仕打ちを…」
ポリュデウケス 「イサドラ様!ご案じなさいますな ここは私めにお任せください」

イサドラってのは皇后の名前。双子であること、さらに忌み日(日食?)に産まれた子供だということで殺されそうになるところをポリュデウケスがなんとかする。
ポリュデウケスが双子を育て、隠遁生活を送っていたのはこのため。



死と嘆きと風の都

奴隷として売られた双子の妹ミーシャは高級娼婦カサンドラ、メリッサとともに風神眷属の王国アネモスの都イーリオンへ。そこではバルバロイからの侵略に備えて、大量の奴隷を使っての城壁が建造中なのでした。

「急いで、貴女達?風神殿(アネモン)の神官様がお待ちよ」  Cv:MIKI
「おい、新入りィ。グズグスしてると、アタイの鉄拳が火を噴くよォ?」  Cv:霜月はるか
「「んふふ」」
「ご…ごめんなさい」  Cv:栗林みな実

さすが高級娼婦だけあって、お客も神官…
城塞建造中に変態神官に見染められたのかもしくは変態神官のもとに売られたのか、偶然にも双子の兄エレフもイーリオンにいて、変態神官にいろいろやられたあとに同じ境遇(忌み日に産まれて捨てられたどこかの国の皇子)のオリオンと出会う。
同じ境遇っていうのの根拠は雷神域の英雄のレオンティウスの歌詞部分
「神託を疑えば 立てる大地が揺らぐ 解釈の自由が故 諸王は悩むのだ」
と、遥か地平線の彼方へのセリフ部分
「そう、そのオリオン。何でも蝕まれし日の忌み子だからって捨てられた王子様だったらしいぞ。」より。
見習娼婦?のミーシャは変態神官のお世話をすることになるが、初めての仕事で嫌がっているところをエレフとオリオンに助けられ、そのまま脱出。

「必殺!“弓が撓り弾けた焔、夜空を凍らせて”射ち!」
「技名長ぇよバカ!」
「黙らっしゃい、これぞオリオン流弓術が真髄!」

ここのセリフに感動する。恋人を射ち堕とした日とは関係ないと思う。きっと違う地平線のお話。

風神殿(アネモン)を血で穢した彼らは風神の怒りを買ってしまい乗り込んだ船での航海中に嵐に合い、また離れ離れに。



聖なる詩人の島

詩人の島レスボスに流れ着いたミーシャは聖女に見染められて月の女神になる。



遥か地平線の彼方へ

エレフは旅すがら出会った盲目の詩人ミロスと故郷のアルカディアを目指すが育ての親のポリュデウケスとデルフィナはスコルピオスに殺されていた。

エレフ 「あぁ…父様…母様…!」
ミロス 「気を落とすでないぞエレフ。わしはこの先、雷神殿(ヴロンディシオン)に行こうと思うておる。師弟ごっこは此処で終いじゃ。」
エレフ 「お師匠!」
ミロス 「さぁ、お立ちなさい友よ。お主は、お主の地平線を目指して! エレフ、困ったときはレスボス島を訪ねなさい。わしの旧知の友が力になってくれるだろう。」

の言葉に導かれエレフはレスボス島へ。いまさらだけどなんでスコルピオスはエレフとミーシャを殺さなかったんだろう…

一方オリオンはアナトリア(アネモス)の武術大会で優勝。星女神の寵愛を受ける。



死せる者達の物語

「一方その頃――
東方防衛同盟に参加したアルカディア軍は女王アレクサンドラ率いる女傑部隊と戦端を開いていた」
「私の負けだ…さあ、殺すがいい!」 
「このレオンティウス、女を貫く槍は持っておらん」
「気に入ったぞ、レオンティウス。いずれお前は私のものになるのだ。忘れるな!」

レオンティウスはアマゾンと一線交えてるときに女傑部隊の人(アレクサンドラ?)に惚れられる。まあこれは本筋には全く関わらないけど。


「あんな売女の… ヴロンディスに連なる血こそ問題よ…レオンティウス…貴様さえ生まれてこなければ…!フフフ、妾腹と蔑むなら蔑むがいい…世界の…王になるのはこの私だ! フハハハハ――!」
スコルピオスは何かを企んでいるご様子。



星女神の巫女

「宵闇の来訪者 招かれざる者達
兵装の闖入者 騒乱の星女神殿」

とあるようにスコルピオスはレスボス島の星女神殿(アストラ)に乗り込む。

「ここをアストラの神域と知っての狼藉ですか!?無礼は許しませぬ!!」
日高のり子のこのセリフがたまらない。



死せる乙女その手には水月

「神への供物 生贄という名の因習
加害者は誰で 被害者は誰か?
運命は犠牲者を選び また屠るのだろう……」

スコルピオスに殺され生贄にされる。ミーシャは死んだ。Moira(笑)
遅れてエレウ、レスボスに到着。
確信はないけど、この生贄っていうのはスコルピオスが王になるための儀式に必要だったんじゃないかと。


「ミーシャ…先刻訪れた若者は、あなたとよく似た目をしていたわ…」

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!ミーシャぁぁぁぁあ!!!」

かわいそかわいそなのですよ。
ここからエレフのCVはRevo様に。ミーシャ、オリオンと別れてから十年くらいたってるのかね?
子供時代のエレフは日高のり子がやってます。無礼は許しませぬ!!の人と二役やってます。

「天翔る星屑 星女神の憤怒
寵愛する勇者に授けしは弓矢 神域を侵せし賊には神罰を……」

この勇者ってのはオリオンのこと。



奴隷達の英雄

「時代は廻る 紫眼の狼と呼ばれし男
各地の奴隷達を率いて 異民族が統べる鉄器の国へと奔った」

エレフは復讐のためにバルバロイ(異民族)によるアルカディアへの侵略に加担。奴隷部隊の英雄になる。

「傀儡と化した王 かつての勇者を射た星屑の矢
其の射手を刺したのは蠍の毒針 其の蠍を屠ったのは雷の獅子」

傀儡と化した王→スコルピオスの儀式によって操られているアルカディア王。勇者デミトリウス。
星屑の矢、射手っていうのはオリオン
蠍の毒針はスコルピオス
雷の獅子はレオンティウスのこと。
これによってレオンティウスがアルカディアの王になる。



死せる英雄達の戦い

イサドラ 「死を抱く紫水晶の瞳。あの者と戦ってはなりません」
レオンティウス 「何故です、母上」
イサドラ 「あなたは平凡な生より、英雄としての死を望むというのですか」
レオンティウス 「母上、死すべき者達が、私を待っているのです」
イサドラ 「行かないでおくれ!あの者は…」
レオンティウス 「ハッ」
イサドラ 「レオン……嗚呼……レオンティウス!」

レオンティウスはアメティストス(=紫眼の狼、奴隷達の英雄、エレフ)が自分の弟だと気づいてないご様子。

エレフ 「久しいな、イリオンよ……我等、忘れはしまいぞ!お前を守る盾が、誰の血によって築かれた物かをな!」
「号令を、閣下ー!」
エレフ 「突撃ぃぃぃっ!!」


臣下 「殿下! イリオンが落ちました……!」 
レオンティウス 「何!?」
臣下 「件のアメティストス率いる、奴隷部隊の仕業のようです……!」
レオンティウス 「馬鹿な、アネモスの加護篤きあの城壁を……」
臣下 「アネモスの眷属、英雄イーリオスをも打ち倒す程の武勇! 奴もまた陛下と同じく、雷(ひかり)の眷属なのやも知れませんぞ!」

死と嘆きと風の都で建造中だった城壁のことかしら。
こっから怒涛の鳥肌ラッシュ。

エレフ 「奴がアルカディアの・・・憎き地の国王・・・ミーシャの仇!!」
レオンティウス 「勇者デミトリウスが仔、レオンティウス。私が相手になろう!」
エレフ 「望むところだ!!」

エレフとレオンの戦いを止めようとするイサドラを、エレウはうっかり殺してしまう。

「私を置いて逝くな! 許さんぞ……レオンティウス!うぅっ!! ぐふっ……」
レオンに惚れていた女傑部隊の人もついでに殺しちゃう。



神話の終焉

「――そして
或る男の手により冥府の扉が開かれる
...其れこそが...永き神話のオワリを告げる
彼の無情な戦い 【死人戦争】のハジマリであった」

「Moiraよ……これが、アナタノ望ンダ世界ナノカ――!!」

ここがよくわからない。或る男はオルフェウスだと言われてる。ちなみにオルフェウスは一度だけエレフに名前を呼れただけ。
「シリウス、お前の部隊は左、オルフ、お前の部隊は右から廻れ、挟撃するぞ!」
このセリフね。


「黙したまま…何も語らぬ…神は…生きているのか…死んだのか…」
後半は現代に戻ってきて、こちらはあの実業家の言葉。

前の曲の話に戻るけど
「シヲ抱ク瞳 彼ハΘノ器
母ヲ殺メル夜 迎ェニ往コゥ 双ツハヒトツ」

冥王のここの歌詞とか
死と嘆きと風の都の

『息仔ョ(ネクロス)モット生ヲ憎ムガィィ ィズレソノ身ハ我ガモノトナルノダ』

とか、奴隷達の英雄の

ヤァ 息仔ョ
失ウコトノ 堪ェ難キ痛ミニモ モウ慣レタカイ?

さらに冥王役をRevoやっている通り、エレフとミーシャはMoiraになった(取り込まれたといった方がいいかも)みたいです。
理由は全くもって不明です。隠しトラックになんかあんのかねえ。
登場人物が星座だからそっち方面をあさればわかるのかも。
もう一つの疑問が2曲目。なんのためにあの曲入れたんだろう。最初から最後まで神話の時代にしとくわけにはいけない理由があるんだろう。これも隠しトラックかねえ。

Moira初回盤注文した。やったあ。ありがとうママン。つーか俺暇すぎ。これ書くのに3時間くらいかかったよ。ほめて、最後まで読んだ人は褒めて。

syuniku at 22:18 │Comments(0)この記事をクリップ!

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