ミスター高橋がリングに! バッファロー五郎も登場のマッスル坂井自主興行で何が起きた!?
DDT『マッスル坂井自主興行』
2008年10月6日(月)開始:19:30
会場:東京・新木場1st RING
観衆:409人(超満員)
初のマッスル坂井自主興行と開催された、新木場1stRING大会だったが、そのクライマックスに、7年前に『流血の魔術 最強の演技 全てのプロレスはショーである』でプロレスの舞台裏を暴露してから、プロレス界から距離をとっていたミスター高橋が出現した。
自主興行とはいえ、マッスル坂井らしいアイデアのゴッタ煮状態だったこの大会。開場時間までマスコミをシャットアウト! 開場しても、開場前にノーマスコミ、ノーピープルで行なわれていた鶴見亜門自主興行が終わらず客入りプロレスが展開され、“ジ・アウトサウダー”ならぬ“ジ・インサイダー・ルール”で総合格闘技っぽい試合が行なわれ、アントーニオ本多が自分で解説をしながら試合をするかと思えば、実況の村田晴郎アナウンサーも実況しながら試合&プロレスラー化などやりたい放題。
さらに前日、TBS系コント番組『キングオブコント』で優勝をはたしたばかりのバッファロー吾郎にマッスル坂井とこの日、リングアナを務めた天然カミカミ芸人・インタレスティングたけしがどこでもドアで大阪に移動し、大喜利に挑む(ただしVTRで)と、ハチャメチャな展開が止まらない。
だが、衝撃が訪れたのは大会終盤。この日、全試合に乱入した海賊男に、怒り爆発の坂井は鶴見亜門に詰め寄るが、亜門は「文句あるんだったら、台本書いてるヤツに言ってくれよ!」と責任回避。
坂井は「プロレスの裏も表も知りつくしていて、小説家並みの想像力がないと書けない。そんな人、そうそういないでしょ?」と不安顔。だが鶴見は「知りたいか? マッスルを裏で監督していた人を!!」と、アンドレ・ザ・ジャイアントのテーマで呼び込んだのはミスター高橋!
どよめきながら突然のことにとまどう客席。ヒリヒリした空気も流れる中、坂井も「プロレスラーは見ちゃいけないんです!」と高橋の存在を認めようとしないが、チューブトレ−ニングやアンドレの靴などを披露して本物度をアピールするミスター高橋。亜門は「おまえがマッスルを始めたのも、俺がマッスルに来たのも、そして俺たちの髪型(アンドレふうアフロ)も全部、高橋さんの指示だ!」とカミングアウト。ここで、坂井は意を決して、ミスター高橋に大喜利勝負を挑む。
高橋は「巨人軍が球団名を変えました、さてどんな名前?」というお題に、「アンドレ・ザ・ジャイアンツ」。「妖怪ぬりかべの弟の名は?」というお題に「セメントボーイ」。さらに「アホアホ道場破りが間違って破ってしまったのは?」というお題に「ケッヘイ」と返答して会場を沸かせ、最後はプロレス勝負を挑んだ坂井の腕も極めてギブアップ奪取! だが、挨拶をしようとした高橋をまたまた海賊男が連行! 高橋は「やめろ! 高木!」と連呼しつつ、連れ去られていった……。
ミスター高橋というプロレス業界禁断の大物の登場になんともいえないムードとなった会場に「なんだこの空気……?(笑)」と気持ちの整理のつかない坂井だったが、最後は今大会と平行して、マッスル坂井監修の本『八百長★野郎』(エンターブレイン刊、『kamipro』編集部編、10月31日発売)の中でミスター高橋との対談を行なったことも明かし、さらに『マッスル牧場』のDVD発売、恒例の正月大会である09年の1.3『マッスル』後楽園大会も力強くアナウンス!
自主興行の概念を超越した興行をブチかましたマッスル坂井、次はいったい何をやらかすのか?
[鶴見亜門自主興行 60分アイアンマン戦]
△ 藤岡典一
パトリック・スケスケジャネーカー(デビュー戦) △
60分 2-2
ドロー
[アイアンマンヘビーメタル級60分アイアンマン戦]
△ (王者)アーノルド・スケスケジャネーカー
酒井一圭(挑戦者) △
60分 0-0
ドロー
[夢★買います! ファン投票カード第1位実現!! 60分1本勝負]
○ アントーニオ本多
大家健 ×
6分57秒
ダイビング・フィストドロップ→体固め
[ニューvsナウ! 新旧リーダー対決! 時間無制限1本勝負]
ー マッスル坂井
男色ディーノ
ペドロ高石
趙雲子龍
佐野直 ー
ヤス・ウラノ
Mr.マジック
726
9分09秒
※海賊男の乱入→ノーコンテスト
1.[マッスル坂井自主興行 ジ・インサイダールール 60分2R]
ー 男色ディーノ
ペドロ高石 ー
1R 2分22秒
※海賊男の乱入→ノーコンテスト
2.[マッスル坂井自主興行 30分1本勝負]
ー アントーニオ本多
趙雲子龍
ヤス・ウラノ ー
大家健
7分40秒
※海賊男の乱入→ノーコンテスト
3.[マッスル坂井自主興行 IMGP世界6人タッグ選手権初代王者決定トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負]
○ タノムサク鳥羽
諸橋晴也
佐野直
村田晴郎
趙雲子龍
パイレーツ・オブ・カリビアンコム ×
2分28秒
※右ストレート→TKO。鳥羽組が初代王者に輝く
4.[マッスル坂井自主興行 スペシャルタッグマッチ 大喜利ルール 5分1本勝負]
△ 竹若元博(バファロー吾郎)
△ 木村明浩(バファロー吾郎)
マッスル坂井 △
インタレスティングタケシ △
5分00秒
時間切れ引き分け
[スペシャルタッグマッチ 大喜利ルール 延長戦]
ー マッスル坂井
ー インタレスティングタケシ
木村明浩 ー
竹若元博 ー
2分53秒
※海賊男の乱入→ノーコンテスト
5.[マッスル坂井自主興行 大喜利特別ルール 時間無制限1本勝負]
○ ミスター高橋
マッスル坂井 ×
2分05秒
※TKO(3ロストポイント)