【ソウル8日聯合】最近のウォン急落の動きのなか、銀行窓口での外貨両替や海外送金取引が急増している。
銀行業界が8日に明らかにしたところによると、外換銀行の6日の海外送金規模は3200万ドルで、前日の2倍に増加した。海外送金規模は、ウォンが1ドル=1200ウォン台から1180ウォン台に持ち直した1日には前日に比べ100万ドル少ない1600万ドルだったが、1220ウォン台まで下落した2日も同規模を維持。1ドル=1260.00ウォンをつけた6日には倍に膨れ上がった。また、外貨両替規模は1日には1200万ドルにとどまったが、2日には1700万ドル、6日には2300万ドルに拡大した。
ウリィ銀行でも、2日の個人海外送金規模は前日より130万ドル減少したが、6日には1154万ドルに増加した。外貨両替も1日の635万ドルから2日は886万ドル、6日は1084万ドルに増えた。ハナ銀行もやはり送金、両替ともに規模が拡大している。
9月金融危機説が流れるなか、ウォン安を予想し両替と送金を先延ばしにしていたものの、2日以降、再びウォン急落の動きが続いたことで、さらなるウォン安を懸念し急ぎ取引を行ったものとみられる。しかし専門家らは、最近のウォン急落は短期的な異常現象の可能性があるとし、過度な海外送金や両替は自制してほしいと呼びかけている。
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