森綾のおとなあやや日記EX

一言メッセージ :美しくせつなくおもろいマルイチな幸せ

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NZで考えたこと1〜鴨目線

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 昨夜はAYAYA BANDの練習で、4時間歌って(実はその前にカラオケで発声練習30分)

 帰ってきて爆睡した。

 NZ出張のことは、単なる旅行ではないので、いろいろ考えるところが大きかった。

 個人的な感懐も多いので、読者の皆さんへの投げかけになりそうなことだけ

 書いておこうと思う。

 飛行機のトラブルでクライストチャーチに足止めされた午後、

 私たちはケータイのニュースで「リーマンブラザース倒産、メリルリンチ、バンカメに吸収」

 を知った。

 O社長はさっそく友人に電話していた。その人は5000万円損をしたようだった。

 しかしそんな損はものともせず、近々海外に遊びに行くらしいという。

 ふだんは人におごったりとか絶対しない人らしい。

 お金持ちのルーティンというのはつくづく不思議だ。 

 販売マーケティングのDさんとTさんは「どうなるんでしょうね」と話し合っている。

 恐慌?日本経済への打撃は?

 私たちはちょうど15時に(日本の正午だ)エイボン河の川下りを頼んでいて、

 4人でボートに乗った。

 ボートはほとんど沈み込むように浮き、川面から15センチくらいしか出ていない。

 シートにもたれかかると、河に浮かぶ鴨と同じくらいの目線になる。

 そんなふうに鴨を見たのは初めてだった。

 上から見る鴨は白鳥よりひょうきんでのんきな感じで、すいすいうろうろしているように見える。

 でも横並びで鴨を見ると、いかに体半分はものすごい筋肉でそれを動かしまくって泳いでいるかが

 見てとれるのである。

 私はぼんやりそれを見ながら、

 いろんなものの見えていない半分、について考えていた。

 鴨の眼は自分の体半分のそんな動きすら知らないようにおっとりしている。

 たとえば人間も、自分のもがいていること、必死にやっていることの半分以上を、

 知らずにいるんじゃないかと。

 お金儲けとか、夢をかなえるとか、誰かと幸せになりたいとか、

 みんないろんな目の前の目標があるかもしれないけど、

 実はそれはぼんやり見ている景色でしかないのかもしれない。

 「ただ浮くこと」=「ただ生きること」。

 無意識のもがきがその体の見えない半分にあることを、思った。


 
 

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開設日: 2006/12/31(日)


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