福岡市西区の小学1年富石弘輝君(6)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された母親の薫容疑者(35)が、福岡県警捜査本部の調べに「首を2回絞めた」などと犯行状況を詳しく供述していることが7日、分かった。
薫容疑者の弁護士は「犯行時、心神喪失状態だった可能性がある」などと主張しているが、捜査本部は薫容疑者の供述内容から確定的な殺意があったとみて調べている。
調べによると、病気で体が不自由だった薫容疑者は、公園内にあるトイレの障害者用個室で便座から立ち上がる際、弘輝君に肩を貸すよう依頼。
背中を向けた弘輝君の首を、持っていた水槽用ホースで絞め、うつぶせに倒れた弘輝君の背中に馬乗りになってもう1回絞めたという。
2回絞めた理由については「植物状態になられると困ると思った」などと捜査本部に説明しているという。