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イオン、閉鎖店舗60程度に 従来計画の5割増

2008年10月7日3時1分

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 小売り大手イオンは6日、主力の総合スーパーの08〜09年度の閉鎖店舗数を、従来の計画より5割増しの60店規模に拡大する方針を固めた。衣料品の不振が長引き、赤字続きで売り上げの回復が見込めない東北や西日本の「ジャスコ」「サティ」が対象となる見込みだ。8日に発表する。

 消費者心理が冷え込み、利益率の高い衣料品の売り上げが大きく落ち込んだのが主因。イオンは、総合スーパーや郊外型ショッピングセンター(SC)の全国展開を原動力に成長してきたが、今春には拡大路線を見直し、7月には総合スーパー40店の閉鎖計画を公表。衣料品売上高は8月でみても、イオン単体の既存店で前年同月比11.4%減と大幅に落ち込み、追加のリストラ策を迫られた。

 イオン幹部は「これまでの出店ペースは速すぎた」と見込み違いを認めた。不振が長引けば、追加の閉店や食品のみを扱うスーパーへの転換が必要となる可能性もある。

 閉鎖する店はほぼ決まっているが、公表は地元との交渉が済んだ順に進める。売り場面積が5千〜6千平方メートルの中規模店で、老朽化が進み、顧客層に合う品ぞろえが不十分な店などが対象になる。

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