李スンヨプ日本行きの「立て役者」、代理人の金基柱氏
J’sエンターテインメント日本支社長の金基柱(キム・ギジュ/44)氏だ。
柔道大学の1年生だった77年、韓国人では初めて日本相撲界入りし、11年間活躍した異色の経歴を持つ金氏は、今回の千葉ロッテマリーンズとの交渉で李スンヨプの代理人を務め、がっしりとした体格には似合わない(?)巧みな手腕を発揮した。
ロッテ入団が確定した今月10日夜の2回目の交渉は、金氏の手腕が光った一編のドラマだった。
李スンヨプの追加要求を携えて東京に戻った金氏はこの日、川北智一球団代表と会い、基本的な合意を導き出した。いくつか意見の相違はあったが、ソウルの李スンヨプと国際電話で調整し、10余日を要した交渉の実現にこぎ着けた。
しかし、問題は残っていた。ほとんどの要求が認められたものの、李スンヨプは最後の決断を下せずにいた。サムスン球団への義理、家族の反対が李スンヨプを苦悩させていた。
金氏はこの時、一か八かの勝負に出た。日本と韓国のメディアに「ロッテ入団の可能性は100%だ。もしだめなら玄界灘に身投げする」とロッテ入りを既成事実化したのだ。
10日夜、東京発で「李スンヨプのロッテ入団」が報道され、韓国メディアも李スンヨプのロッテ入りを主要ニュースとして伝えた。これは結果的に李スンヨプの決断を早める効果をもたらした。
金氏は88年に相撲界を引退した。最高位は幕下27枚目。引退後はNHKで番組コーディネーターとして活躍するなど、本人すら覚えていないほどの多彩な経歴を積んできた。
今年に入ってからは脱北者を支援する日本のNGO団体の活動にも参加した。
李スンヨプとは99年の韓日プロ野球スーパーゲームの際に「NHKスペシャル」制作の過程で知り合った。兄弟のように親しい関係という。
金氏は李スンヨプが日本で成功するためには「家族団らん」が最も重要だと指摘した。安らげる家庭があってこそ野球に専念できるという意味だ。「松静(ソンジョン)夫人にはよくしてやれと、何度も話しました」と語った。
今回の交渉で代理人手数料をいくらもらったのか、あえて聞いてみると、「お金よりも成功させた自負心の方が大きい」と“賢答”が返ってきた。
『スポーツ朝鮮/金ヒョンジュン記者』
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