2008年 10月 7日 |
|
|
岡山県人事委員会 給与引き上げ勧告
|
△▼ |
岡山県の人事委員会は7日、職員の給与を若年層に限って引き上げるよう勧告しました。勧告では岡山県の職員給与は民間企業と比べ0.08%低いとして大卒者の初任給を2100円引き上げるほか、30歳代前半までの若年層に限って、給与を引き上げる必要があるとしています。またボーナスについては民間の支給割合と大きな格差はないとして、改定を見送りました。岡山県は財政難のため2004年度から給与を平均3%カットしていて、財政危機宣言後に策定されたプランではこれをさらに9.5%に拡大する案が示されています。人事委員会では「今後、大幅な給与の削減が行われるとすれば遺憾と言わざるを得ない。職員の適正な処遇を確保するため、関係者で十分な話し合いが行われることを期待する」としています。
|
|
|
岡山県内の銭湯 燃料費の高騰で値上げへ
|
▲▼ |
岡山県内の銭湯の入浴料が、大人で30円値上げされる見通しとなりました。急激な燃料費の高騰が理由です。岡山県の銭湯の入浴料金は、現在大人が380円です。しかし、燃料の重油が大幅に値上がりし、さらに、利用者の減少で深刻な経営難に陥っているとして、経営者の組合が今年7月、70円の値上げを県に申請していました。これについて7日開かれた有識者の審議会は、大幅な引き上げはさらに利用者の減少を招く恐れがあるとして、大人で30円アップの410円、小学生以下で10円の引き上げを決めました。入浴料金の引き上げは2年9か月ぶりで早ければ今月中にも実施されます。香川県では今月1日に料金が改定され、大人が30円アップの360円となっています。
|
|
|
瀬戸内短大が来年度の学生募集を停止へ
|
▲▼ |
三豊市の瀬戸内短期大学が資金繰りの悪化を理由に来年度の学生の募集を停止することを明らかにしました。瀬戸内短大を運営する学校法人・瀬戸内学院によりますと、今年6月に教職員の退職金の一部を運営資金に不正流用していたことが発覚し、私立学校の共済団体から補助金が交付されなかったことなどで資金繰りが悪化したということです。今年度の赤字は約1億1000万円に上る見込みで、今後も少子化などで、学生数の増加が見込めないことから、募集停止を決めました。瀬戸内短大は1967年に開校し、現在の学生数は約260人です。食物栄養学科では讃岐うどんの歴史や現状を学び、手打ち技術を習得した卒業生に「さぬきうどんインストラクター」という、独自の資格を与えるなど、ユニークな取り組みを行っています。学院では学生の募集停止は来年度だけとしていて、今後、スポンサーや事業の譲渡先を探し、三豊市にも再建支援を要請するなどして、存続に努力したいとしています。
|
|
|
井原乳児殺害の女 追送検の容疑は不起訴
|
▲▼ |
井原市の自宅で出産直後の男の子を殺害した罪で起訴された母親が別の2人の赤ちゃんの殺人容疑でも追送検された事件でこの2人の殺害については証拠不十分で不起訴処分になりました。不起訴処分になったのは井原市笹賀町の青果店手伝い、佐々木博美被告(41)です。佐々木被告は2002年8月と去年7月にそれぞれ自宅で出産した2人の赤ちゃんを窒息死させたうえ、遺体を遺棄した疑いで追送検されていました。検察は2人の赤ちゃんの殺人容疑については出産した時に生きていたのか死んでいたのか分からないとして不起訴にしました。また死体遺棄容疑についても時効の成立と証拠不十分で不起訴処分にしました。佐々木被告は自宅で5人の赤ちゃんを出産し、殺害したと供述していますがこのうち今年7月に出産した男の子についてのみ殺人罪で起訴されています。
|
|
|
小学生手作りのカカシお目見え
|
▲▼ |
稲の収穫シーズンに向けて心強い助っ人がお目見えしました。7日、岡山市の田んぼに小学生手作りのカカシが立てられました。カカシを立てたのは岡山市の旭操小学校の児童533人です。このカカシは小学生に食べ物の大切を知ってもらおうと行われている米作り体験授業の一環で児童が材料を持ち寄り、手作りしたものです。今年6月に自分たちで田植えをした田んぼに、児童の代表が入り、成長した稲を見守ってくださいと丁寧にカカシを立てていました。この田んぼの稲は今月26日に収穫され、学校の給食として出される他、地域のイベントでもおにぎりなどとして振舞われます。
|
|
|
両備タクシーが低公害ジャンボタクシー導入
|
▲▽ |
二酸化炭素の排出量を12パーセント削減できる低公害のシステムを取り入れたジャンボタクシーを岡山市のタクシー会社が、導入しました。低公害車を導入したのは、岡山市の両備ホールディングスです。国産のジャンボタクシー1台のエンジンに、イタリアで開発されたシステムを取り付けました。システムはガソリンとLPガスを併用するもので、ガソリン車に比べ、二酸化炭素の排出量を12パーセント削減できるということです。ガソリンを使うのは始動時のみで、走行時はLPガスに自動的に切り替わります。LPガスの価格はガソリンの約半分ということで、年間約50万円の経費削減も見込まれます。このシステムを取り入れた低公害車を導入するのは、中四国のタクシー事業者としては初めてでこのジャンボタクシーは8日から運行されます。
|
 |