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【改正前夜の一級建築士試験】(2)製図試験課題の“商業施設” をどう読み解くか

2008/09/12

10月12日に実施される製図試験の今年度の課題は「ビジネスホテルとフィットネスクラブからなる複合施設」です。本稿では、この課題を手がかりとしながら、一級建築士試験の製図試験について考えていきましょう。

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読者のコメント (7 件)

製図試験と建築設計は全くの別物で、建築士の選別には余りにお粗末だと思う。だが、手で図面を描く、短時間で計画をまとめ上げる、という作業は人間の基礎力を地道に上げる作業に感じられ、得がたい経験値を得た。挑むモチベーションを持っている人はとても輝いている。建築と結びつける限り意味意義を問うても無意味としか答えがでないが、望む人は挑んで欲しい。得られる"何か"があるので。
(2008/09/17)
私も現在の手書き試験というのは様々な次元で考えなければならない部分が混在しているという意見に同意します。製図試験は建築のことを理解しているかを問う試験であって、CADオペレーターの試験ではない。かといって、現在は皆がCADを使っているのも事実。難しい問題ですが、試験元も建築知識とコンピューター技術を別物として考えているのかも知れません。幼い頃からコンピューターに触れてきた若い方は違和感があるのでしょうが、私には別の技術と考える思考も理解できます。私はそれよりも、先の意見にあったように施工に関する知識のほうが建築のプロとしてはるかに重要だと思います。建築士のように権限とプライドを持ち合わせている職業なら両方の知識が必要だろう。実際あまりにも施工の知識がなさ過ぎるので、現場の職人と衝突しているのもたまに見かけます(この場合、悲しいけど建築士が職人の知恵・知識を見下している発言もたまにみかけます)。特に意匠設計と施工は非常に「密な関係」にあると思うのです。両方を知っていないと本当の意味で「良い設計・良い建築」はできない。
(2008/09/17)
 私自身、コンピュータを使って音楽を作っているのですが、生ギター1本にはかなわない部分があります。またすばらしい歌声は人工的に作れません。どこまでいっても「身体性」は残ります。そういった意味で、本来、紙と鉛筆だけで表現できていた建築が、パソコンとプロッターがないと表現できなくなってしまったことは非常に悲しいことです。手描き図面は、もう建築士試験でしか残されていない最後の身体性(そんなたいした話ではありませんが)かもしれないとは思います。社会に通用する、しない、という次元で語って良い部分と全く違う次元で考えねばならない部分が混在しているのが実状だと思います。
 資格学校を養護するつもりはありませんが、日本の建築士のうち、最も多い卒業生を抱えている?のは、逆説的ながら資格学校です。建築士のレベルアップやレベルダウンには、大学教育と共に彼らの功罪があります。現在、多くの建築学科では、資格学校のダブルスクールが始まっていることをご存じでしょうか?
 学問としての建築学の死?
 制度としての建築士が制度疲労を起こしているにもかかわらず、その改革ができていない現状がここにあります。
(2008/09/16)
その前に図面だけ、絵だけ書けるが、造り方が分からない。資格学校でも工事現場のビデオを見るようなところもあるようで、施工経験もしくは施工管理経験なくしては、1級建築士資格にも疑問を感じる。これまでの数々の不具合を総合すると偽造は当然現場の手前の話ではあるが、ほとんどが造り方を知らない設計・監理者が何をしていたのかと疑いたくなる内容がほとんどと思いませんか? 施工の仕方が分からないから施工者の言いなり、我を通して押しつけても設計の不備を指摘してもらえないなど多くあるのではないでしょうか? 建築士にあったら施工管理経験を聞いてみてください。ないとなればそれは要注意です。
(2008/09/16)
だから、今の有資格者をすべて3年以内の期間を設けて再受験させる必要があるということです。 昔は図面の試験もパズルのようなレベルではなかったでしょうか? とりあえず納まっていればいいような図面で合格していたのでは・・・。
(2008/09/16)
関西の一部の専門学校では「在学中の二級建築士 合格保証」と宣伝したり、一級建築士受験のために卒業後に大学院みたいな制度を設け、在学しながら設計事務所の手伝いを2年間して、一級建築士を受験をさせる実務経歴に疑問な制度を設けております。建築士の資質を問われる時代に、このような制度の隙き間を使って実務経歴に疑問な受験者が存在し斡旋する学校がある以上、製図試験はより実務的で学校では対応しにくい内容にすべきだと思います。
(2008/09/16)
設計製図そのものを解説しても、現在やっている設計製図の試験に疑問の余地はありやしませんか。現実とはギャップが大きく、長年設計をやっている人が受けても受かりもしない試験試験をやっているほうがおかしくありませんか。そもそも手書きの図面など今は通用しない時代ですよ。しかし、日々手書きで練習に苦労されている受験生がかなりいると思います。現実はコンピューターの時代ですよ。いくら手書きが速くても社会は通用しないじゃないです。そういう人を企業は雇いますか。解答例を見ても、試験そのものに疑問の余地があります。もう少し、根本的な次元で建築士の試験を語ってほしいと願います。
(2008/09/15)

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