県立長野図書館メールマガジン
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県立長野図書館メールマガジン
2006/6/1 第8号
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ご不便をおかけしておりました蔵書整理が無事終わりました。
信毎アーカイブスがはいったり、ちょっと模様替えしたり、企画展が始まる
リニューアル図書館に、皆様ぜひおこしください。
メールマガジン第8号をお届けします。
☆★=目次=★☆============================
1 使ってください!図書館のサービス・・・複写(コピーサービス)
2 調べちゃいました〜疑問解決〜・・・・・物語をさがす
3 郷土ゆかりの作家コーナー・・・・・・・島木赤彦
4 おはなしドキドキぱーくのお知らせ
5 休館日のお知らせ
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1 使ってください! 図書館のサービス
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図書館では辞典や統計、また新聞や雑誌など、貸出ができない資料があります。
そんな資料の情報が必要な場合には『複写(コピーサービス)』(以下コピー)
をご利用ください。
申込は2階一般図書室のカウンターで承っていますので、“複写申込書”にご
記入いただき、コピーしたい資料と一緒にお持ちください。
コピーは用紙サイズ(B5〜A3)に関係なく白黒のみ1枚10円で、申し込んだ方
に操作していただきます。
ただし、図書館でのコピーは著作権法の範囲内で行うこととなっていますので、
ご希望の情報全てがコピーできない場合もあります。著作権法の範囲とは、著
作権者の権利を侵害しない範囲(基本的には一著作物の半分まで)ということ
になります。(詳しくはカウンター職員にお尋ねください)
以上の点について予めご理解いただき、たくさんの情報を活用してください。
<「複写」=必要な情報をピンポイントで入手!>
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2 調べちゃいました 〜疑問解決〜
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かつて小さい頃に読んだ物語をもう一度読みたいというお問い合わせがありま
した。書名や著者名がわかっていれば比較的簡単に探し出せるのですが、書名
や著者名などはまったく忘れてしまったということでした。そんなとき登場人
物名がわかっていると以下の資料を使って本を探し出すことが出来ます。
『日本の児童文学登場人物索引 アンソロジー篇』
DBジャパン編集発行 2004年
1988年〜2002年に刊行された日本国内の作家のアンソロジー(選集)476冊に
収録された作品5,668点に登場する主な登場人物11,245人が採録されています。
『日本の児童文学登場人物索引 単行本篇上・下』
DBジャパン編集発行 2004年
1988年〜2002年に刊行された日本国内の作家の児童文学の単行本5,996点に登
場する主な登場人物19,527人が採録されています。
『世界の児童文学登場人物索引 アンソロジーと民話・昔話集篇』
DBジャパン編集発行 2004年
1985年〜2004年に日本国内で翻訳刊行された海外の児童文学のアンソロジーと
民話昔話集362冊に収録された作品4,441点に登場する主な登場人物8,118人が
採録されています。
今回は物語の中に「こしまがり先生」という竜宮城のお医者さんがでてくると
いうことでしたので、上記の本を調べ『おとうさんの玉手箱』富安陽子文;土
橋とし子絵;ほるぷ出版(わくわくどうわかん)1994年 という本であること
が分かりました。
また、物語にでてくるアイテムから本を探すことができる
『本の探偵事典』 あかぎかんこ著 フェリシモ出版発行
という本もあります。このシリーズには「ごちそうの手がかり編」「どうぐの
手がかり編」「いろの手がかり編」「どうぶつの手がかり編」があり、たとえ
ば「手紙」がキーアイテムの本には、
『郵便さんの話』カレルチャペック著 岩波書店、
『サンタ・クロースからの手紙』J・R・Rトールキン著 評論社、
『おべんとうレター』久保田昭三著 ポプラ社、
『緑のぶらんこ』岡野薫子著 あかね書房、
『とんことり』筒井頼子著 福音館書店 などが紹介されています。
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3 郷土ゆかりの作家コーナー
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○ 郷土ゆかりの作家紹介
▼ 島木赤彦 ▼
島木赤彦は1876年諏訪郡上諏訪村(現諏訪市元町)で生まれました。生家・塚
原家は貧しく母、弟、兄を相次いで亡くしました。1894年長野師範に入学。
「文庫」「青年文」などへの投書家として活躍しました。教員だった父は、若
い赤彦に教育者としての基礎を厳しく説いたといわれています。1898年赤彦は
23歳で久保田家の養子となり妻をむかえました。
「自己の歌をなすは、全身の集中から出ねばなりません。」
1908年雑誌「アララギ」が刊行され、1914年その編集を伊藤左千夫から引き継
いだころから、赤彦は歌壇の主流へと押し出されていきます。1920年に出版さ
れた歌集「氷魚」は歌人としての赤彦の評価を決定的なものにしました。教員
として各校を歴任した後、雑誌「信濃教育」の編集主任をつとめ、万葉会を結
成して万葉集の講義を各地でするなど教育者としても活躍しました。
長野・東京を往復する生活の中で体調を崩した赤彦は、1926年惜しまれながら
49歳の生涯を閉じました。
「魂はいづれの空へ行くならん我に用なきことを思ひ居り」
歌人として、教育者として一本の道を歩み続けた島木赤彦。
そのアララギ精神、“鍛錬道”の精神は、信州教育の根幹として今も生きつづ
けています。
書 名 /著者 /出版社 /出版年
信州人物風土記5島木赤彦 宮坂勝彦 銀河書房 1986
柿蔭集 島木赤彦 郷土出版社 1991
歌人・教育者島木赤彦 徳永文一 渓声出版 2003
父赤彦の俤 上・下 久保田夏樹 信濃毎日新聞社 1996
赤彦全集 全10巻 島木赤彦 岩波書店 1969〜1970
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4 おはなしドキドキぱーくのお知らせ
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今月のおはなしドキドキぱーくの実施予定は次のとおりです。
6月20日(火) 塩尻市広丘野村 野村公民館 9時30分から12時30分まで
6月のおでかけ絵本図書館は以下の場所などで24回実施する予定です。
6月4日(日)小諸市野岸小学校 「こもろ地球人まつり」 10時頃から
----- 募集 -----
県立図書館では、子どもたちと絵本をつなぐ「おはなしぱけっと号」で、「お
はなしドキドキぱーく」と「おでかけ絵本図書館」の実施希望団体を随時募集
しています。
詳しくは → http://www.library.pref.nagano.jp/osirase.htm
または 企画協力チーム TEL 026-228-4939 まで
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5 休館日のお知らせ
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今回の休館日は次のとおりです。(6月1日〜6月15日)
月曜日 6月5日、6月12日
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編 集 後 記
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6月9日から企画展「W杯ドイツ大会記念企画ドイツと長野のイガイなカンケイ」
が始まります。
次号の発行予定は6月15日です。お楽しみに!
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発行:県立長野図書館
〒380-0928 長野市若里1−1−4
TEL 026-228-4500 / FAX 026-228-4933
http://www.library.pref.nagano.jp/
E-mail: ken-tosho@library.pref.nagano.jp
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