
10月7日 新車が売れないの、当然だと思う。考えて欲しい。今やリッター20km走るハイブリッドや、ガソリンエンジンより30%以上燃料コストを抑えられるディーゼル、そしてEVなど、次世代パワーユニットの普及はすぐそこに見えている。地上デジタル放送が始まるのに、普通のTVなど買わないでしょう。
TVのアナログ放送は2011年に停波という期日が決められているから解り易いけれど、クルマの場合「燃料高騰でなんとなくそんな感じになっちゃった」。だから売る側も買う側も未だピンとこないワケ。おそらくクルマを趣味の対象と考えていない人は、よほどの理由ない限り実需を除けば新車を買わなくなると考えています。
逆に考えると、クルマ好きなら現在の燃費(もちろん酷すぎればダメ)であっても「楽しい」とか「気持ちよい」に代表される魅力さえ有れば買い換えると思う。というかそういう売り方をしていかないと、クルマを最も支持してくれるユーザー層に振り向いてもらえまい。こらもうクルマだけでなく、関連産業も含む。
自動車メディアは二つの側面を持つ。「実用品としての自動車を客観的に評価する」ことと「文化としての自動車を楽しむ」というもの。今まであえてボーダーを決めてこなかったけれど(境界も必要なかった)、そろそろ分けないとクルマ業界は本当につまらなくなってしまう。Webも『クール&ホット』を少しづつイメージしていこうと思う。
<過去のTOP記事はこちらで>

  

石渡康之さんの作品です


当Webサイトの内容を2ちゃんねるに転載/引用した方は民事訴訟の対象になります。
くるま
|