6日、看護士に女装した男が病室に侵入し、ベッドに横たわる患者の点滴をすりかえる―映画やテレビドラマのような事件が実際に起こった。患者は死亡し、犯人の男は逮捕されたが…。資料写真。

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<女装看護士>病室に侵入、劇薬点滴で恋敵を殺害―遼寧省朝陽市
2008年10月6日、女性看護士に化けた男が病室に侵入し、患者である恋敵の点滴を劇薬にすり替え殺害するという犯罪ドラマさながらの殺人事件が、遼寧省朝陽市で発生した。「遼瀋晩報」とそのサイト「北国網」が伝えた。

32歳の容疑者、葛(ガー)は朝陽市カラチン左翼モンゴル族自治県在住。2年前に知り合った女性と親しくなり交際した。だが「曲がった性格と不真面目な態度」の葛に彼女が愛想を尽かし、まもなく2人は別れた。彼女はその後つきあった恋人と5か月ほど前に結婚。面白くない葛は、彼女の夫となった賀(ハー)さんこそ自分から恋人を奪って行った憎い恋敵と思い込むように。

今年の9月20日、出勤する賀さんを葛は車で追跡。人通りのない場所を狙い、後ろから賀さんの後頭部を金づちで強打した。賀さんはその場に座り込んでいるところを同僚に発見され病院へ。賀さんは事件当時の記憶を喪失しており、警察は車による当て逃げ事件として捜査していた。

賀さんが生きていると知った葛は、映画やドラマからヒントを得て、女性看護士の制服を購入。同25日早朝、賀さんの入院する病院に到着すると、トイレで制服に着替えて看護士に成りすました。賀さんの病室に入った葛は、母親の目の前で点滴液を用意した毒薬と取り替えた。賀さんは痛みを訴え、全身を振るわせたのち呼吸停止に。

検死の結果、賀さんの体内から毒物が検出されたため、警察は殺人と断定。まもなく捜査線上に葛の名が浮び上がったという。同26日夜、葛は潜伏先の宿泊施設で逮捕された。(翻訳・編集/本郷)
2008-10-07 12:26:32 配信

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