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2008-10-07 23:01:34

体験入会者あらわる!

テーマ:参加者情報
体験入会、ということでお一人小説書きの方がメールをくださいました。
さっそく返信!
mixiの招待状も送っておきました。
まだまだ活動始まったばかりですが、だんだんと人が増えてきましたね。
楽しみです。
私も頑張りますよぉ!
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2008-10-07 21:35:42

今日の活動は宣伝と環境を整える

テーマ:サークルGLOWの活動
人数は増えてきましたが、まだまだ募集中です。
さて、サークルGLOWの活動の中心はmixiに移りますが、宣伝広報活動はこちらで私が続けていきます。

今日の活動は昨日に引き続き宣伝活動です。
どこか良い広報先があったら教えてください。
数カ所に募集の告知をしました。
閲覧件数がちょっと伸び悩みですが。

それと、mixi内に新しく作製したコミュのトピ立てをしました。
まずは自己紹介と企画立案と雑談……王道ですね。

最初の企画は交流のためにも漫画と小説を横断したものにしたいんですけどね。
さあて、何にしようかなぁ。
2008-10-07 14:51:03

活動はどこで行うか

テーマ:サークルGLOWの活動

さて、人数も集まり始めました。

活動を開始しなければなりません。


でもさてはて?

どこでやり取りをするのか。

宣伝活動はここでやるとして、実際の活動はここだとちょっとやりにくい。

会話のやり取りになるし、時にはプライベートなことも話すかもしれない。


ということで、mixiにコミュを作りました。


そこでならサークルとしての活動に必要なスレッドやイベント掲示板などがあるのでやりやすいだろうと。

参加者には私から参加メールとコミュのお誘いを出しておきましょう。


そこの中での会話や進行状況なども、こちらでお知らせできることがあればやりましょうね。

こんな作品を作ることになった、こんな賞に送ることになった、などなど。


まずは二人の自己紹介が載せられるといいなぁと思います。

2008-10-07 14:33:02

再び新たな仲間

テーマ:参加者情報

続いて続いて、新たな仲間です。


今度は小説書きの人が入りました。


名前は西向く侍さんです。


どんな方なのかはまた後日の報をお待ちください。

2008-10-07 12:03:49

水辺の遊戯

テーマ:村上の作品
 ゲンゴロウが跳ね、緑の水面に波紋が広がる。
 水面と陸続きになっているような雑草が、青い風にヒラリと震えた。
 風は、そのまま史郎の額を撫でていく。
 ふう、と溜息をつくと、深い色をした土に手を付く。尻の辺りがぬめるような感触がするが、疲労の度合いを考えると今休んでおかないとならない。
 史郎がこの町に来て、数日が経った。奥まったところに居を構えるこの森に踏み込むのは初めてだ。森のある町、懐かしいような、古くさいような、セピア色の匂いが漂う町だった。森に入ったのは小さな噂を聞いたからだ。神隠しの森、それがここにつけられた俗称だった。それを確かめに行きたいと思ったのは小さな悪戯心からだろうか、それとも自分の中にそんなことを信じる心があるのだろうか。
 この中で感じたのは、やけに静かな色をした生物が多いということ。
 森の緑と土に溶け込んだような、そんな生き物がよく見あたる。小さな蜥蜴や雀に似た鳥、それらが騒ぎ立てる様子はうるさいと感じるよりも、よけいに心に緑が広がるような感じがする。
「ふう」、もう一度溜息をついて、史郎は靴を脱ぎ、素足になって池に浸した。
 外見は小さく見えるが、入ってみると広い。幹の太い樹木が、間隔を置いて乱立している。しかし空を見上げるとそこには暗い色が広がっているのだ。樹冠が青を浸食して、あまりにも深すぎる緑を形成している。わずかに木漏れる光を頼りに、史郎は奥へ進んでいく。この森は隣町までは続いていない。隣接する町のごく手前で小さなせせらぎに阻まれているのだ。彼はそこまで歩いていくつもりだった。
 道標などありそうもないこの場所で、距離に関して頼ることができるのは自分だけだ。右腕の時計を見るともう小一時間は歩いている。地図で見たところによると、どうやら半分は歩いた計算になる。
 もう一度靴を履いて、史郎は進行方向の奥を見る。向こう側に行くに連れ、森は深く、濃くなっていく。
 そこに向けて一歩を踏み出す。
 ジワリと忍び寄ってくる闇がある。
 もう一歩を踏み出す。
 闇は深くなる。
 そこで立ち止まった史郎は、目を瞑り、耳を澄ました。
 遠く微かな緑の奥から、動物のものとは違う声が聞こえる。それは呻きのような、叫びのような距離と大きさのつかめない音だった。
 理解するよりも、体の震えの方が先に来た。
 この闇の奥に何かがいるのだ……。しかも、得体の知れない何かが。
 暗闇を凝視すると、色の付いた黒はねっとりと絡みつくように史郎を包んでいく。まるで闇が触手を持ったかのように、彼の周囲が暗くなっていく。
 絡みつく闇をかいくぐりながら、史郎は奥に進んでいく。
 声は次第に強さを増しながら、彼の方に近づいてくるようだ。いや、彼の方が近づいているのだろうか。距離感を失った史郎は、ただ自分がそうだと思う方向に足を踏み出した。
 …………湿地になっているのが分かる。靴底が、数センチほど沈み込んでいく。
 その深度はどんどん増していくようで、そうなるはずがないのに、彼は自分の体が土に埋もれてしまったような気になってしまう。
 それでも一歩、前に踏み出す。
 と、赤い光が目に当たった。
 それで気が付いたのだが、どうやらいつの間にか目を瞑っていたらしい。瞼に透き通った光が、赤く見えていたのだ。眩まないように気をつけながら、そっと瞼を開く。そこには、天上から射し込む光に照らされた、オアシスのような光景が広がっていた。森の中でのオアシス、おかしな表現だが、それが一番合っているように史郎は感じた。
 緑の砂漠の中で、そこだけが光に溢れている。
 丸く、または帯状に輝く光の粒が、水面を反射して史郎の下に届いた。放心していた史郎は、ふと思い出して先程の呻き声の主を捜す。
 声は水際の空洞から発せられているようだ。
 それは、池の畔に穿たれた穴で、中を覗いてみると池を迂回するような格好で横に伸びており、それが反対の岸まで連なっているようだ。ここに風が入り込むと、共鳴し、震えるような音が流れる。そこは、堅い木のようなもので補強されており、何かの通路のようにも思えた。
 何のために、こんなものがあるのだろう。
 不思議に思って、彼はその中に入り込む。ずっと奥に進んでいくと、反対の岸に出てくる…………はずだった。
 が、実際に彼が辿りついたのは、硬く閉められた金網だった。押してみるが開かない。最初からこうなっていたのだろうか。硬く打ち付けられているので、これ以上は無理だと判断した彼は、仕方なく元の岸に戻る。
 が、こちらも金網で閉じられていた。
 よく見ると、端の方が蝶番のようなもので閉じられており、音を立てずに閉めることができるようになっているのだ。
 史郎は呆れるように周囲を見回した。
 すると、足下がなんだか冷たい。
 闇の中で輝く光に、そしてその感触に、史郎はそれが水であることを知った。
 空洞の外は光に溢れていて、よく見える。何もいないことを確認しているのだ。その時、突然視界が緑に埋まった。木の葉を組み合わせた蓋のようなものが目の前に現れ、その隙間から瞳が覗く。大きな栗色の瞳。その視線が細くなる。途端に水飛沫。後は水色の視界。
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