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核問題:北朝鮮が米国に最後通達=朝鮮新報

 北朝鮮の立場を代弁してきた在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙「朝鮮新報」は6日、米国務省のヒル次官補の訪朝(1-3日)関連記事を通じて「北朝鮮はヒル次官補に核問題を平和的に解決するための方法を伝え、これに関する“最後通達”を行った。大胆で画期的な解決策を提示した可能性がある」と主張した。

 朝鮮新報は「平壌で行われた交渉は、単なる技術的な実務問題を焦点としていたわけではない」とし、このように報じた。

 同紙は「大胆で画期的な解決策」の具体的な内容については触れなかったものの、「ヒル次官補が今回の訪朝期間中に北朝鮮軍板門店代表部のリ・チャンボク代表と会合した点には注目すべきだ。これは、核問題が本質的には朝鮮半島と東北アジアの安全保障にかかわる問題だという点を物語っている。現時点では、朝米が敵対関係を清算するための方法について考える必要性がある」とした。

 これは、北朝鮮が米国に、核問題の解決に向け、韓半島(朝鮮半島)の平和体制をめぐる話し合いと米朝高位軍事会談の開催を持ち掛けたことを示唆したものと思われる。

 また「朝鮮半島で戦争状態が続いているのに、北朝鮮が核兵器を自ら手放すというのはあり得ないだろう。そもそも核問題は、軍事問題についての話し合いを抜きに解決することができない問題だ」とした。その上で「今回合意に至ることができない場合、6カ国の構図は崩壊を招く恐れがある」との見方を示した。

イム・ミンヒョク記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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