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緒形拳がドラマ「風のガーデン」で見せた仲間への愛情

 俳優として生涯現役を貫いた緒形拳さん。先月30日、遺作となったドラマ「風のガーデン」の記者会見に出席した際は、仲間たちへの愛情をのぞかせていた。

 ドラマは人間の生と死がテーマで、緒形さんは、終末医療に取り組む老医師を演じている。

 「いや応なく人って老いていくわけで、それで病になるわけで、そしていや応なく死が訪れるわけで…」

 すべての収録を終えた2日後に会見に臨んだ緒形さんは撮影の疲れもあったせいか、声に張りがなかった。そして、孫役の黒木メイサさん、神木隆之介さんの話になると、急に声をつまらせた。

 「この2人が良くてですね…。かわいくて、家族というか」

 息子役の中井貴一さんとのラストシーンはリハーサルなしの一発撮りだったという。

 中井さんは「僕も精根尽き果てる感じでふらふらだったけど、緒形さんも立ち上がれないほどだった」と振り返った。緒形さんは作品について「なんてったって中井貴一の代表作になるんじゃないかと思う」と自信をこめて語った。

 脚本家の倉本聰さんが「視聴率が25%を超えたらヨーロッパ旅行に連れて行ってもらえるそうだ」と語ると、緒形さんは「ヨーロッパかぁ。珍道中なんだろうなあ」と笑顔になった。

 「撮影が始まったころから、玄米菜食に変えたんですが、(白米の)寿司だけは困ったなと思う。(専属の)コックを連れて行ってでも、ノーマルな食事の皆さんとヨーロッパに行くのを楽しみにしてます」とも語った。最後まで体調に気遣いながら、演技に意欲を燃やしていたのが強く印象に残っている。(夕刊フジ 宇野貴文)

ZAKZAK 2008/10/07

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