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津川雅彦、緒形さんとの臨終間際の会話ブログに

ガタに手握られ「良い映画たくさん創ってくれ」

 緒形拳さんの俳優仲間だった津川雅彦(68)は7日、自身のブログで緒形さんが亡くなる直前の入院先での様子や臨終間際に交わした会話などを詳細につづった。

 「南無妙法蓮華経!名優緒形拳が10月5日23時53分に亡くなった!」と題するブログによると、緒形さんは4日夜に栃木県壬生町の獨協医大に入院し、5日朝に手術。術後の経過も良かったが、午後になって容体が急変したという。

 津川は仕事をキャンセルして同日午後7時ごろに病院に駆けつけた。当時の様子をこう振り返る。

 「ベッドの上のガタは嬉しそうに手を出してきてくれたので『仕事!全部終わったのかい』と聞いたら『終わったよ!』と言うから、『流石のモンスターも、仕事が終わったから気が抜けたな?』といったら『そう!』と素直に頷いて、ちょっと起きると言って、ベッドに座り直したが、やはり、辛くてすぐに横になった! 元気そうに見せたかったんだろう!」

 いまわの際で、2人は映画を熱く語り合ったようだ。ブログはこう続く。

 「一番気にしてくれてたのは、僕の第3作目の『旭山動物園物語』の出演を、約束してたのに、他の仕事のスケジュールで、断ったことらしく、初号試写の時には、忙しい合間を縫って見に来てくれたが、『監督さん、あれはホントに面白かった』とも誉めてくれた!」

 最後に津川さんの手を握りしめながら「『お前身体大事にしろよ! 良い映画沢山創ってくれよな!治ったら、うなぎ喰いに行こうな、白焼きをな』と冗談を交えて、医者に危篤を宣言されている患者とは思えない、明るいせりふを残して、その4時間後には歌舞伎役者のように、虚空をにらみつけながら、静かに、息を引き取った」と臨終の様子を記した。

ZAKZAK 2008/10/07

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