有名アパレルショップのファッション講座
さまざまな経験を積み、スキルも磨いてきた。ビジネスパーソンとしての価値には自信があるけれど面接は苦手・・・。たった一度の面接で、自分らしさを伝えるためには、何よりファーストインプレッションが大切です。相手に好印象を与えるテクニックを伝授します!
ビジネスファッションを格好良く着こなすためには、やはりスリムな体形を維持したい。しかし、トレーニングジムに通う時間がないのも実情だ。そんな、ぽっこりおなかが気になる人でも、格好良くスーツを着こなせるポイントや、仕事帰りのデートスタイルにもアレンジできるビジネスカジュアルのテクニックをご紹介!
スーツ/トゥモローランド
普段着より、ビジネススタイルの時間が長い社会人。どうせならその時間も存分におしゃれを楽しみたいところ。スーツをこだわりや遊び心を持って着こなすことは、センスをアピールして仕事のデキるビジネスパーソンを演出するだけでなく、スタイルを良く見せることもできるのだ。
実はダーク系のスーツは、視覚的にスリムに見せる効果がある。定番のネイビーは押さえておきたいところ。また、下半身が太い人はすそ丈を少し長めにすることで体形をカバーできる。アンフィニッシュであれば、すそや袖はもちろん着丈まで一人ひとりの体形に合わせることが可能。
そして今シーズン、ぜひトライしてほしいのが旬の英国柄を取り入れたスタイリングとアンコンジャケットである。ジャケットのドロップ寸※は7〜8くらい、パンツはやや細身のものを選びたい。すそはシングルでもダブルでも好みのタイプでいいが、ハーフもしくワンクッションがおすすめ。
※ドロップ寸とは・・・ウエストの絞り具合を示す値で、(胸囲−胴囲)÷2.54で算出する。
レジメンタルタイ/ステファノ ビジ
セミワイドカラーシャツ/トゥモローランド
相手に安心感を与えるため、Vゾーンのコーディネートには気を配りたい。白か淡色のブルーのシャツに、濃い色のタイを合わせVゾーンを浮き上がらせることで、トップにボリュームを持たせよう。タイバーも効果的な手段だ。そうするとチェスト(胸)が大きく見え、自信のある雰囲気をつくり出すことができる。
その結果、目線が上がるため、ポケットチーフなどの小物も生きてくる。ポケットチーフのトーンはタイと同系色に。全体の配色は3色以内に抑えるのが基本ルールだ。アフター5に繰り出すときはノータイでもいいが、ニットタイやスカーフに差し替えて、シーンに合わせたビジネススタイルをコーディネートし、細やかな部分にも気配りができるイメージを与えよう。
レザードキュメントケース/ワイルド スワン
メダリオンシューズ/クロケット&ジョーンズ
アンティークカフリンクス/レオ デザイン
取材協力/トゥモローランド 丸の内店
(問)03-5220-2391
ジャケット/DES PRÉS
パンツ/DES PRÉS
ジャケットはいまだショート丈全盛にあるが、あえて少し長めのベーシックなタイプを選びたい。パンツは細身のセンタープレス。ともに光沢のある素材にすることでセットアップのスーツスタイルではなくても、ビジネスシーンで大活躍のワードローブとなる。これまで動きにくさから敬遠していたウールも、ストレッチ素材のものが登場したため、上品な質感とフットワークを両立することが可能になった。
ビジネススタイリングで難しいのがバッグ選び。気をつけたいポイントは、仕事の資料やポーチなどバッグの中身が見えないようにすること。ジャストサイズでありながら、ノートPCやA4サイズの書類がたっぷり入るマチの深いタイプがうれしい。ビジネスファッションでは、シャープな印象を与えることを心掛けたい。
パイソンクラッチバッグ/KOTUR
ジャケットに合わせるパンツをストライプ柄のものにしたり、ボルドー色のエナメルパンプスを合わせたりすることで、さらにラグジュアリー感がUP。インナーをサテンやフリル付きの華やかなものにしてクラッチバッグを合わせれば、仕事帰りのデートやちょっとしたパーティー仕様に早変わりする。
エナメルパンプス/RUPERT SANDERSON
バッグ/JACQUES LE CORRE
ネックレス/SYLVIE ARKOUN