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県:「後期研修」の医師、正規職員に採用へ 精神科医確保に--来年4月から /島根

 精神科医の確保を目指す県は来年4月から、専門診療科で研修する「後期研修」の医師を県の正規職員として採用することを決めた。従来は嘱託職員として採用されていたが、正規職員として身分や収入を保障することで精神科医を確保するのが狙い。

 県医師確保対策室によると、県立病院で研修する後期研修医は現在、県嘱託職員として採用している。来年度からは正規職員として採用して県立こころの医療センターに3年間配置、研修修了後は2年間の県内勤務を義務付ける。毎年度2人を採用する予定。嘱託職員の年収は約520万円だが、正規職員だと約870万円になる。

 県内の60病院と39公立診療所を対象に、昨年10月に実施した調査では、必要とする精神科医が89・7人(前年度比0・7人増)なのに対し、実際に勤務しているのは79・3人(同2・8人増)だった。

 公立雲南総合病院(雲南市)では、04年度から精神科常勤医が不在となり、06年度まで非常勤医が病棟を維持していたが、昨年4月から病棟を一時閉鎖(外来診療は継続)となっている。隠岐病院(隠岐の島町)では今年7月から、来年3月までの予定で県立こころの医療センターから常勤の精神科医の派遣を受けているが4月以降のめどは立っていない。【御園生枝里】

毎日新聞 2008年10月7日 地方版

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