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李大統領、韓・中・日首脳会談の開催に意欲

 李明博(イ・ミョンバク)大統領は6日、「中国・北京で11日に開かれるアジア欧州会議(ASEM)首脳会談で韓・中・日金融首脳会談を提案したい」と語った。ハンナラ党のスポークスマンを務める車明進(チャ・ミョンジン)議員が伝えたところによると、李大統領は同日、ハンナラ党のパク・ヒテ代表と行った大統領府(青瓦台)定例会合の中で、金融危機への対処のため3カ国首脳会談の開催を建議され、「よい考えだ」とした上で、このように語ったという。

 また李大統領は、「東アジアは現在世界最大の外貨保有高を記録している。3国が力を合わせれば金融危機にうまく対処することができる」とも語り、パク代表の「貿易収支が赤字に転落し、国民の不安はかなり大きい」という意見に対しては「第4四半期には貿易黒字が可能ではないか」と答えたという。

 中小企業への支援問題では、李大統領は「流動性確保のため、毎日資金の内訳を点検しており、中小企業のための金融が早々に正常化されるようにしたい。現在行っている中小企業のための特別金融支援は、10月末ごろ効果が表れるだろう」と語った。

 一方李大統領は、韓米自由貿易協定(FTA)批准同意案の処理について「FTAが通過すれば、韓国経済が困難な状況を脱出するのに助けとなるだろう」と語り、速やかな国会処理を要望した。これに対しパク代表は、今月8日にFTA批准同意案処理と関連し党内会議を開くことを伝え、「党も広報対策を用意するつもりだが、政府も被害を受ける当事者を説得する努力をしなければならない。FTA批准同意案を国会に送る前に対策を用意しておくべきだ」と語った。

尹楨淏(ユン・ジョンホ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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