2008年10月6日 23時54分更新
甘くて香りが良いことで知られる新高梨の出荷が、津山市で始りました。
新高梨は、秋が深まってから収穫の時期を迎える晩成種と呼ばれる種類の梨で、玉が大きく香りや甘みが強いのが特徴です。
津山市の久米地区では、地域の新しい特産品にしようと一部の農家が13年前に新高梨の栽培を始め、今では31軒の農家がおよそ4ヘクタールの果樹園で育てています。
ことしも収穫の時期を迎え、農協の選果場には、およそ800キロの新高梨が運び込まれて、形や大きさごとに選別して箱に詰める作業が行われています。
ことしは今月になって寒暖の差が大きい日が続いているため、甘みが強く出来は良いということです。
久米地区での新高梨の収穫は来月初めまで続けられ、岡山市をはじめ、大阪や京都などの市場に出荷されるほか、地元の道の駅でも販売されます。
津山農協久米新高梨部会の松坂静明部会長は「ことしは、甘みが強い立派な梨ができたので、ぜひ多くの人に食べてもらいたい」と話しています。