2008年10月6日 23時54分更新
来年の5月から裁判員制度が始まるのを前に、企業の人事担当者を対象にした制度の説明会が岡山地方裁判所で開かれました。
この説明会は岡山地方裁判所が開いたもので、岡山市や倉敷市の企業39社の人事担当者ら50人が参加しました。
はじめに裁判所の職員が裁判員制度の内容を紹介し、岡山県で裁判員に選ばれる割合はおよそ460人に1人であることや、裁判所は会社の規模や従業員の仕事の内容に応じて、裁判員の辞退を検討する場合もあることなどを説明していました。
このあと参加者たちは、裁判員らが判決の内容について話し合うための評議室や実際に使用される法廷を見学しました。
そして最後に質疑応答が行われ、参加者たちは裁判員に選ばれた従業員の休暇の扱いなどについて裁判官らに質問していました。
参加した企業の担当者の1人は「忙しい時期などに従業員を裁判員として取られるのは企業として辛いところもあるが、制度開始までには従業員が参加しやすいように職場環境を整備したい」と話していました。