円、対ユーロで大幅上昇 欧州経済先行き懸念で週明け6日の東京外国為替市場の円相場は、欧米経済の先行き懸念から円が主要通貨に対し大幅続伸。対ユーロでは一時、1ユーロ=139円台後半まで上昇し、2006年3月以来、約2年半ぶりの円高ユーロ安水準となった。対ドルでも一時、1ドル=102円台後半と急伸し、今年5月以来、約5カ月ぶりの円高ドル安水準。 午後5時現在は前週末比1円29銭円高ドル安の1ドル=103円72-73銭。ユーロは4円09銭円高ユーロ安の1ユーロ=141円21-25銭。 前週末の欧州4カ国首脳による緊急会合で、具体的な金融安定化策が示されなかったことから、朝方から円買いユーロ売りが優勢だった。ドルも米経済指標の悪化などで対円で下落した。 市場関係者は「前週末に米緊急経済安定化法案が可決したが、実効性が不透明でドル買い材料にはならなかった」(大手銀行)とみている。
【共同通信】
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