
井原市病院事業会計(市民病院)の2007年度決算がまとまった。医師不足などで患者数が前年度比3.0%減となり、1億3900万円の純損失を計上。3年連続の赤字で、累積赤字は7億4900万円に膨らんだ。市は本年度も医師の退職、建物や医療機器の減価償却による費用増などで厳しい数字になる見通しを明かした。
07年度の総患者数は12万8601人。前年度より4010人減った。内訳は入院が2.6%減の5万3958人。外来は3.3%減の7万4643人で7年連続の減少となった。
常勤の産婦人科医2人が06年8月と昨年3月に相次いで退職。「婦人科」として非常勤医師による週2回だけの診療に縮小したのが響いた。外来で減った2561人のうち婦人科が1620人に上った。
【写真説明】3年連続の赤字で累積赤字が7億4900万円に膨らんだ井原市民病院
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