(cache) 事故米加工の会社告発断念へ 証拠発見できずと農水省
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     新潟県長岡市の「島田化学工業」が工業用の事故米をでんぷんに加工し、食用に販売した問題で、農林水産省が証拠の決め手となる事故米入りでんぷんを発見できず、検討していた食品衛生法違反容疑の刑事告発を事実上断念したことが5日、分かった。

     新潟農政事務所の吉田竹志所長が同日までの共同通信の取材に、全国の取引先への調査を縮小したことを明かし「これ以上深追いできないとなると、あきらめざるを得ない」と話した。

     農水省は流通ルートの解明を進めてきたが、島田化学工業は製品番号と出荷先を照合する記録を取っておらず、調査は難航。同社は2003年からの5年間で事故米でんぷん約148トンを製造したが、既に消費され残っていないとみられる。

     捜査当局は「事故米でんぷんがなければ告発は受けられない」「事故米の実物が残っていた三笠フーズ(大阪市)のケースとは違う」と話し、立件は困難との見方を示している。

      【共同通信】

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