オリエンタルエクスプレスに乗って
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不定期連載「世界の車内から」第一弾、「オリエントエキスプレス」・・・鉄男や鉄子でなくても憧れの列車であります。旅好きなら（そうでなくても）一度は乗ってみたい夢の列車。
しかしどうせ乗るのなら、日本人向けのツアーにあるような「一区間のみ」程度の体験乗車なんていうセコイのはパスして。車内で寝泊りしながら旅をしてこそわかる、豪華さとゴージャスさと優雅さは、そこらの列車とは格がまったく違うのですから。
そんなオリエンタルエクスプレス。ヨーロッパセレブやアジアン富裕層達と一緒に巡るその日に備え、車内の装置と振る舞いをチラ見せ、です。
バーカーやオープンデッキの展望カー、サロンカーも連結。スタッフやお客同士、触れ合いを求めて、積極的に出かけてください。その際、言葉に不安があるかもしれない。しかしスタッフの多くが、英語を母国語としない国の出身。お互い片言の英語と、身振り手振りでも、会話は十分成立するし、中には多少の日本語を理解するスタッフがいることも。
各車両とも、個室の窓は開かないようになってます。パノラマで外の景色を楽 しむなら、最後尾の車両デッキへ。
24時間アルコールOK。ここで注文し、デッキ車両に持ち出しも可能。黄昏時、 車両に揺られながらジャングルに沈む夕陽を見つつ、テキーラサンライズ・・・ 最高です。
バーではピアノの生演奏。早いうちに知り合いになって、リクエストなど一曲 ・・・・なんてのが旅なれた感を高めます。
Illustrated by Isao Makino
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