6日の東京株式市場は、前週末の米国の株安や欧州での金融危機の広がりに加え、外国為替市場で円高が進んだことから全面安の展開となった。日経平均株価は一時、前週末終値比563円の大幅下落となった。終値は、日経平均が同465円05銭安い1万0473円09銭、東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は同48.92ポイント低い999.05。出来高は25億6千万株だった。
日経平均株価は、3日につけた1万0938円14銭の年初来安値を大幅に更新し、04年2月以来の安値となった。TOPIXが1000の大台を割り込んだのは03年12月以来、4年10カ月ぶり。
米国では金融救済法が成立したが実効性が疑問視され、欧州ではドイツも預金の全額保護を迫られるなど金融危機が広がっている。こうした状況を背景に円は対ドル、対ユーロともに上昇。金融不安に輸出企業をはじめとする企業業績悪化への懸念が加わり、大半の銘柄が値を下げた。