こんにちは、ヤマハ発動機販売の高橋です。
ここ最近は、随分と涼しくなりました。こうなると、オートバイで出掛けたくなる日が増えてきますね。
突然ですが、愛車のセルモーターは元気に回っていますか? 気温の低下は、バッテリーの性能を落とす原因の一つなんです。
実はバッテリーには、その性能を100%発揮するための適正気温というのがあって、それより気温が低くなると、性能そのものが落ちてしまうんですね。分かりやすく言うと、バッテリーの容量が小さくなるようなイメージです。
さらにバッテリーは消耗部品ですので、その性能は徐々に低下してしまいます。そして経年劣化によって仮に80%程度の性能に落ちたバッテリーが、気温低下によってさらにその性能が低くなる。そんなときに、ちょっと長めにセルモーターを回すと、急にセルモーターの回りが弱くなったり、最悪はエンジンを掛けられなくなったりするのです。
気温が変化する初秋に、急にバッテリートラブルが発生する理由は、ここにあるんですね。
そうならないためには、定期点検でバッテリーの健康診断をしてもらうこと。夏の疲れは、オートバイの至る所に隠れていますので、ショップに依頼し、しっかりチェックしてください。早めのタイミングでバッテリーを新調することも、バッテリートラブルを防ぐポイントの一つです。
点検整備については、こちらを参照してください。
また、オートバイに乗らない間、バッテリーの状態を適正に保つことができるバッテリーキーパーなるアイテムも存在します。専用コネクターを使えば、バッテリーを車体から外すことなくバッテリーキーパーに繋げることができます。
バッテリーキーパーについては、こちらを参照ください。
季節の変わり目は、自らの身体はもちろん、オートバイの健康管理もしっかり行いましょう。
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